日本に戻ってまずホッとするのは、やっぱり言葉が普通に通じる事だった。

そうすると何も準備せず行動してしまいがちで、...

 

「国分寺いってきまーす。」と気軽に家を飛び出してみたものの、駅に着いてはっとした。そういえば国分寺の地理、全く把握してないし。

最近スマートフォンもらったけど、古いモデルだし低料金契約なのでWi-Fiない所ではネットに接続できない。

 

どうする?という訳があって、勇気をもって駅前の交番に踏み込み「あの看板と同じ地図はありませんか?」と尋ねたら若い巡査が無愛想にも渡してくれたのは「こくぶんじウォーキングマップ」。

その巡査の態度とは裏腹にそれはとても便利なものだった。

 

今なにげに無愛想と書いてしまったけど、日本のお巡りさんは結構親切でやさしい。

 

その日はたまた機嫌が悪かっただけかもしれないし、もしかしてビーチサンダルでジャージ、パーカージャケット姿の、それもサングラスで髭もじゃらのビニール袋を下げた老人に警戒心を持ったのかもしれない。

こんな格好でフランスはパリの駐在所に入ったら逆に職務質問されかねないかもである。やぶ蛇である。

 

国分寺駅南口交番の若いお巡りさん、あの時は驚かせてしまってごめんなさい。帰りの電車でガラスに写った自身の姿を見て、自分でも驚きました。普段はこんな格好はしていないんですよ。たまたまですよ。