3年振りに日本に戻って、お伊勢参りをしたし、国分寺も散策出来たし、そして何よりも満喫したのは大いに飲んだことだった。短いながらも楽しく滞在できた。

 

そう思い込んでいた。

 

娘が久しぶりに自宅に帰ってきて、

「ホンとあの夜は大変だったよ。」

と告白するから、あの夜というのは詰まり娘を交えて居酒屋で知人と飲んでいた夜の事で、娘は彼女の友人との談合で先に退席して、じゃああの後友達と会って何か事件にでも巻き込まれたのかと心配して問いただすと、

「パパの事だよ!」

と憤慨されてしまいました。

 

正直言うと、後半の記憶が全くない。気が付くと、明くる朝妻の実家の布団の上で寝ていたので、チョッとした驚きはありましたが。

 

自分が酔う方の立場だから、泥酔している人がどんな様子か余りよく知りませんが、世間に対してお詫びのつもりでその様子を描いて見ました。