安平のシンボル安平古堡にやってきました。
安平の街からはどこからでも安平古堡の白い塔が見えます。

記念撮影をしているのを勝手に撮るのが好きです。
さらに記念撮影をしている人を後ろから撮るのはもっと好きです(みうらさん風にw)



安平古堡はゼーランジャ城と呼ばれていたところで、
オランダ統治時代に作られた台湾で最も古いお城です。



小中学校時代の歴史の本に出てきた"オランダ東インド会社"って覚えてますか?
私子どもの頃にその響きが気に入っていて(笑)名前を鮮明に覚えておるのですが、
そのオランダ東インド会社が建てた城なんです。
その後、清からやってきた鄭成功さんがこの城を攻撃して、オランダ人を一掃した。
だから鄭さんは英雄的扱いで立派な銅像が建っております。
ドドーン。



ただ現存している建物は、鄭一族が治めたあとの日本統治時代に建設されたもの。
ゼーランジャ城建設当時の名残というのは壁だけなんだそうです。
それでも長い歴史の背景を感じられるとても興味深い場所です。

まず建物を入って正面にあるのが安平古堡の博物館です。
早速中へ入ってみると、お城や城下町の模型がありました。
ところどころ説明書きに日本語があったので結構勉強になります。



貿易船の絵にも惹かれたのですが、特にわぁ!と思ったのがこちら。
象牙祭壇と書かれています。
この祭壇を家においてお祈りをするのでしょうが、製作過程の方が気になります。
宗教画もそうだとは思うんですけど、絵を描く一筆に比べて、彫刻だと一彫りになる。
単純に考えてその一彫りって取り返しがつかないから、
その動作一つに込められる気合いと祈りの力ってすごいと思いませんか。
信仰心が全くない人間からすると、気の遠くなるような作業で目が回ります。。



とにかく繊細で正確。この技術素人目にも素晴らしさがわかります。
しばらく凝視しました。なんて美しい。そんなに大きなものじゃないんですよこれ。
30cm~45cmくらいの高さじゃなかっただろうか。



これですよ。オランダ東インド会社のエンブレム。かっこいい!



博物館を過ぎて階段をあがると葉っぱの隙間からまぶしい光が。
あぁ綺麗だわぁ~。夏の葉っぱって本当に綺麗。



先ほどの白い塔は中に入れます。上まであがると安平の街が見渡せました。
ちょっと曇天だったのでしろーい感じでしたが。登ってみてください。

そして塔の周辺には大砲があります!



これがお城の名残の城壁ですね。歴史を刻んだ後がここにあるのかーとしみじみ。。
ここにもガジュマルが張り付いてました。
浸食というより歴史の証を守ってくれているといいんだけど。



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