本来は嘉義駅が始発ではなく、お隣の北駅が始発なのですが、
嘉義駅からも乗車可能で、ホームの右へ進むと列車がお出迎えしてくれました。



出発した鉄道はしばらくは街の中を走ります。
その間に見かける風景はパイナップル畑、タロイモ畑、ライチ畑、バナナ畑などなど。
取って食べたい!!



そして竹崎駅に到着しました。
停車時間はわずかだったので降りられなくて残念ですが、
じっくり見たかった。駅舎がとってもかわいいんです。



こんな具合で、入り口ドアのそばに立ってました。
私の他にも立ち乗り客は数名いて、基本的にどこにいてもOKでした。
街の中ではあまり揺れることもなく、珍しい南国の風景に見とれてました。



手動で車掌さんがチケットチェックに来ます。
この穴をプチって開ける道具、子どもの頃持ってたなぁ。



徐々に標高が高くなり、どんどん街が小さくなっていく。
空が近くなってきて緑が徐々に濃くなっていく。
ヤシの木に囲まれ、山をぐるぐる登って行きます。



途中でうとうとしながらも、たまにパーッと開ける山風景は飽きません。
トンネルを抜けると…南国だった!って感じです。



駅はどこも小さな駅ばかりで、無人かな?というところも。
トレッキングする人がちょこちょこ降りて行きます。



“山の天気は変わりやすい”ですね。
空はあっという間に霧に覆われてきました。
この日の天気予報は確か雷雨だったんです。
もしかしたらスコールにあうかもなぁとびくびくしつつ空を見る。
でもすぐにまた晴れて来ました。

そうやって空と山を見ながら数時間...
目的地の奮起湖に着きました。



台風被害で長い間復旧していなかった阿里山森林鉄道。
道中使われていない線路も見かけました。
以前は阿里山駅まで走っていた鉄道ですが、今はまだ奮起湖駅までしか開通していません。

宿のオーナーさんの話では、
阿里山森林鉄道を使って阿里山へ行く場合は、奮起湖からバスに乗り換えるということでした。
でも駅には帰りの鉄道の切符を買う人ばかりで、バスのアナウンスは見つけられませんでした。
鉄道に乗るのが目的じゃないなら、嘉義からバスで阿里山に直接行った方がよさそうです。
座席もあるし(笑)!

3~4時間あれば山の要所は見て回れるとのことだったので
時間があれば阿里山にも行きたかったのですが、
私の目的はこの奮起湖にあったので今回はここまでです。
帰りのことも考えて動かないと、移動手段の本数が少ないので。

そしてこれから山の中を歩きます。

<続く>