“亡き王女のためのパヴァーヌ”

この曲のメロディラインがとても好みで

よく聴いてます


クラシックではラヴェルとサティがとくに好き



私の愛する高円寺は名曲喫茶が健在しております


知る人ぞ知る名店 ネルケン


関西に住んでいた頃もそのお名前だけは存じておりました



これまで行く機会を逃しており

やっとこさお邪魔することができました


シャッター音がするのは非常に申し訳ないので

店内の写真は撮りませんでした

雰囲気だけお楽しみください



こちら、高円寺駅から南側へ歩いていって

Vヴァンの裏手あたりにあります

商店街から1本入るだけでこんなエアポケット的場所がある

いい街ですねw


$Li zhi と夜の噴水



すでに入り口がかわいい♡


蔦に弱いです、わたし

$Li zhi と夜の噴水


いいですね、このフォント

もはや名曲喫茶ではなく


名曲ネルケン

自らが名曲を奏でる存在であると!

なんと素晴らしい


$Li zhi と夜の噴水


写り込んじゃってすいませんね


中へ入ると照明がほの暗く穴蔵のようです

奥のカウンターにぼぅっとランプが照らされ

お上品なママさんがお出迎えして下さいます


手前から席へ行こうとすると


奥からどうぞ

と案内されました


手前は出る人用なんですね


一番奥の隅っこ席、スピーカーの真下のお席にしました


手書きのメニュウとお水を持ってきてくれたママさん

とてもかわいらしい方です



メニュウの中には


コーヒー

ブランディ


とあり

同じ価格だったので、ブランディをお願いしました


しばらくして

ママさんが運んできて下さった珈琲に添えられたのは

お砂糖と、小さなミルクポットに入った液体


ん?


あ。


わたしブランディって、ブレンドだと思ったんですね

ボケてしまいました(だってそれならブレンディよね...)


ブランディ = ブランデー入り珈琲 だったんです


へへへ


一口目は珈琲のみでいただき、

二口目にブランデーを入れました



普段はブランデーなんて大人なお酒は

もちろん飲みませんが

こうやって珈琲に添えられると


飲んでもいいよ?


とお許しを頂いたようで嬉しかったですw




飲んでみると

珈琲の香ばしい味わいとブランデーの豊かな香りが

口の中にふわっと広がって

スっとなくなります

お酒を楽しむというよりも

香りを楽しむ

そんな感じですね


普段お家では真似しないでしょうが

たまにいただくのはいいかもしれません





昔の貴族達は眠れないときに

紅茶や珈琲にブランデーをいれて飲んだそうですね


眠れない時は試してみようか





薄ぼんやりとした灯りを頼りに

ママさんがレコード盤を見ています

サク サク とレコード棚からレコードを出す音がします



ドラマチックな展開の曲ではなく

旋律が美しいけれども淡々としている曲をかけて下さったので

とても居心地がよかったです



本を読もうと思ってお邪魔したので

持参していた岡本太郎の本、随分読み進められました


本当に居心地がよかったので

ぜひまたお邪魔したいと思います