先日喘息の患者さんが
「コロナのせいで咳をするのがすごく怖い、電車の中で咳が止まらなかった時、マスクしてちゃんと手で押さえてたけど、横に座っていた人が嫌な顔して車両を移って行った」
と非常に困られてお話しされていました。
秋は涼しくなり、乾燥する季節です。
乾燥を嫌う臓器は漢方学的に考えると肺です。
なので、肺の病気(鼻や咳)が多くなります。
その上秋は1日の気温の差が大きくなります。
最高気温と最低気温の差が10℃以上になると、免疫が不安定になりアレルギー症状が出やすくなります。
秋は春に比べて飛散する花粉の量は少ないですが、夏の暑さで体がもともと疲れています。
今年の暑さは特に厳しかったため、なおさらでしょう。秋はアレルギーや肺の病気の悪化にお気を付けください。
咳は、気管支の粘膜がいろんなアレルゲン(花粉・ほこり・温度差)などの刺激に対して過敏に反応することによっておこります。
そうすると空気の通り道である気管支に慢性炎症が起き、むくんだり、腫れ上がったりして、狭くなります。
そこへ、何かのきっかけでさらに気管支が狭くなると咳や発作が起こってしまうのです。
もちろんそういうものを避けることが第一ですが、でもそういうものはそこら中にあるので、避けるのには限界があります。
なので自分の気管支の粘膜を丈夫にするしかありません。
病院での治療は、気管支拡張薬、ステロイド、吸入、抗アレルギー剤になりますが、なかなか良くならないのが現状です。
気管支拡張薬は心臓に負担が来ますし、ステロイドの長期使用は粘膜が弱くなる可能性があり感染症にもなりやすくなると言われています。
東洋医学では肺は粘膜と深く関係しています。
肺が弱いと、粘膜が弱くなります。
なので肺を強くして、粘膜を強くし、炎症を鎮めるものをお勧めします。
お勧めするのは、病院のお薬と併用出来ますし、小さなお子様や妊婦さんでもお使いになれます。
喘息でお困りの方は是非一度ご相談ください。
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