青いライトの中でラッパ吹いてる野郎見ながら

骨粗鬆症治すために

縄跳びしていたあいつを何故か思い出していた。

長く運動すれば、子宮出血で。

低空飛行の免疫とぶっ壊れた自律神経。

骨折のリハビリでマッサージしてもらえば

必ず次の日高熱。

脱毛した頭に薬を塗る時はいつも遠い目していた。

その身体が少しでも救われればいいと思っていた。

元気なふりで過ごせる時間が少なくなっていって。

持ち時間がなくなるって笑ってたな。


ライト浴びてラッパ吹いている野郎を眺めていたら

希釈って浮かんだ。

あいつが“残骸と形跡”が残った身体で

過してきた時間の中で濃縮されていった思いとは

全く真逆の希釈。

記憶は薄まるもんだけど、向き合う姿勢も見せずに

やっと自由になったなんて口走るクソ野郎は

上書きして薄めて薄めて透明か?


仕方なかったって言ってくれるお仲間もいるだろうから、好きなだけ吹いてろよ。

誰が作ってるか知らねえけど綺麗事を言っても

誰かの歓呼とライト浴びてようが

フルアクセルで轢いて首根っこ掴んで刺して

取り巻きとは繋がっているようなクソだってことは

変わらねえし消えねえ。


俺が感じているのは怒りなのかと言えばそうだろう。


自分を許せなくなるほどに

あいつはずっと怒りを自分にだけ向けてきた。


クソ野郎はいつてめえを許した?

そもそもそんなことしていませんって?


怒りのままの言葉や行動は人間関係を壊すけど

怒るべき時に怒れなかった悔しさや惨めさや虚しさは

自分の心を壊していくんだよ。

あいつはクソ野郎たちに怒るべきだったんだ。

影で繋がってたクソ野郎たちに。


何から壊してほしい?