「好きに生きたらいい」
「ありのまま自分」とか口にする人を
どこか知らない惑星から来た人のように感じる。

なりすましのワタシには
ありのまま自分なんて
考えるのも悍ましい。

なぜか?
自分が嫌いだから。

これ以上自分を嫌いになりたくないとなりすまし。
でもこれがワタシだからと居直る浅ましさも
知りたくなかった。

ずいぶん前から
うすボンヤリと蔓延り続けてきてた
ワタシの“残酷さ“や“薄情さ“が
堕胎という形のある暴力へと姿を変えてしまった。

人は自分ひとりではなく
必ず他者との関わりの中で相関するからこそ
色んな自分になれる。
自分ひとりで肯定できるようにはならない。

自分を信用出来ないから
他者を信用できないのは因果応報、自業自得。