死屍累々の上に成り立っている

まやかしの一瞬のしあわせの為に

人は愚かにも、卑怯にもなる。


屍の上で

星空を眺めたり

芝生に寝転んで

「あぁ、幸せだ」と感じたり。


子供を殺したワタシはせめて

誰かのしあわせのために

その死屍累々の一部に

ならなくてはいけない。


子供を殺したワタシはせめて

屍を落としたりしないように

抱えていなければいけない。


愚かな卑怯者に

もう二度とならないように。