自閉症スペクトラムを持つ成人女性のひまわりです~私は当事者としてこのようなブログを書いておりますが、このブログを通して自閉症スペクトラムについて知れるきっかけとなれたら幸いです。

いつもこのブログを読んでくださっている皆さんへ。ありがとうございます。このブログが書き続けられるのは、読んでくださる皆さんのお陰です。本当にありがとうございます。

 

さて、今回のブログのテーマなんですが、私がこれまでのブログで唯一書いたことがないジャンルになります。

それは、「食事」。私のブログでのこだわりとしては、日々の自分の体験を通して感じたことをブログに書くことです。自分自身の体験を振り返ってみて書くことも多いので、時間をかけて投稿しています。そんな感じで、自分の体験をブログのテーマとして扱うのですが、今まで書いたブログのテーマのどれもが「食事」とか「食べる」っていう話や描写が一切無いなと。(自分でも、どうしてその関連のワードがないのかが不思議なんです。(笑))

話が脱線してしまいましたが、今回のブログのテーマは「食事」ということで進めさせていただきます。

 

食事は、言うまでもなく生きるために必要でありますし、個人的には日々の楽しみの一つでもあります。私、麺類が大好きでその関連のお店に外食しに行くのも大好きなのです~そのおかげで、幸せ太りが止まりません!(笑)

そんな食事についてですが、私は「楽しい時間」にしています。だって、その方が幸せだもん。「美味しい~!!」って喜びたい。

 

だけど、その楽しい時間になるはずの食事の時間が、辛い時間になるのは嫌だな。

 

小学校高学年の時、私は特別支援学級という障がいを持った子どもたちが勉強する教室に通っていました。そこでの学校給食の時間は、「楽しい時間」でした。当時の私にとって、普段通りにリラックスして食べられる時間は最高でした。

でも、ある日、交流学級で給食の時間を過ごすことになった時、私は緊張と不安でいっぱいいっぱいでした。

というのも、この日の給食のメニューが『揚げパン』。あの甘くて美味しい『揚げパン』の食べ方は、特別支援学級に通っていない同級生達ではどうやって食べているんだろう。『揚げパン』ってきな粉がまぶしているから、ボロボロときな粉が零れ落ちるんだよね。『揚げパン』を食べていてボロボロときな粉が零れ落ちているのを同級生が見たら、どう思うんだろう。きっと馬鹿にされそうな気がする。怖い。(この頃、障がいを持った子を馬鹿にするような同級生達が平気でいる世界にいたからです。)

頭の中ではずっと不安だらけで、その不安を解消するために同級生達がどうやって『揚げパン』を食べているのかをずっと観察していたけど。。やっぱり、『揚げパン』の食べ方で同級生達から馬鹿にされるの怖いなと思ったあの時間は今でも覚えています。私は、その後『揚げパン』をスプーンで切って一口ずつ食べていたような気がするけど、、覚えていない。

 

揚げパンなのにちょっぴり苦い思い出になりましたが、今は幸い、そんな苦い思いはしていません。

私の障がいを理解してくれる友人とご飯を食べに行く事があって、そこでは、自分なりのペースで美味しくご飯が食べられる時間になっています。友人とご飯を食べに行くためにお店を選んだり、日程について話し合ったりする準備の時間から実際の食事の時間も含めてとっても幸せです。

 

とはいえ、食事のマナーについて、作法についてはまだまだぎこちないところや間違ってしまうところはありますが、少しずつ学んで自分らしく美味しく食事ができたらいいな~と思います。