どうも!自閉症スペクトラムを持つ成人女性のひまわりです!

前回のブログで特別支援学級について書いていた時に、特別支援学級の児童・生徒だけが参加する学校行事があったことも思い出しました。

 

特別支援学級の児童・生徒だけが参加する学校行事って??私の通っていた小・中学校では、全校生徒の規模で参加する学校行事(運動会とか)とは別に、1年に何回かの頻度で同じ地域の小・中学校の特別支援学級に通っている人と特別支援学級の先生方だけでの行事があったのです。「特別支援学級だけでの学校行事!?そんなのあるの!?」と驚かれた人も中にはいるかもしれません。地域によっても、入学した年によっても、その実情はかなり異なるかもしれませんが、私の通っていた小・中学校ではこのような行事がありました。

 

具体的にどんな学校行事があったの??私が特別支援学級だけでの学校行事に参加していたのは、小学校の間だけですがかなり濃密で充実した時間を過ごすことができました。ここでは、いくつか割愛して紹介します。

買い物学習では、自分でお金を使って公共の乗り物に乗ったり好きなものを食べたりできる行事です。普段の学校行事(全校生徒で参加する学校行事)や家族のお出かけでは行かない場所まで行けて、好きなものを食べたり、好きなものを買ったりと満喫できました。その買い物学習が大好きになって、年間行事予定表で「買い物学習」を見つけては「早く買い物学習の日が来ないかな~♪」とカウントダウンしていたぐらいです。

また、特別支援学級の先生とそこに通う子供たちだけでなくその保護者も参加する学校行事もありました。(私と私の母で、グラウンドゴルフ大会などをしていました。)特別支援学級に通っている子ども同士だけでなく、その保護者同士でも関わることができる行事があったことでより仲が深まって楽しかった思い出もありました。母が作ってくれたお弁当を、母と一緒に食べていた写真を見て懐かしさも感じつつ、自分自身がのびのびといられる時間が学校にもあってよかったと思える安心感もあります。

 

「私のような子って、身近にいるんだ。」そうポジティブに思えたのも、特別支援学級に通う私より上の学年の女の子達や特別支援学級に通う先生とこのような学校行事を通して仲良くなったことがそのきっかけの1つでもあります。そして、その時のつながりがあったことで中学に上がってもそのつながりで助けてもらえたり、そのつながりが深まったりという縁にまでなることができました。

 

障がいを持っている当事者は、周りの人達とは違うという「劣等感」や周りの人達に理解してもらえないという「憤り」などとネガティブな感情を抱え込むことも少なくないのだと思います。大人になった今の私でも、周りの大人達と比べて発達のスピードが異なるなって悩んだり(自立するにはどうしたらいいんだろうとか)。でも、その劣等感などといったネガティブな感情を持ってもいいから「こんな風に悩んで生きているのは、貴方だけじゃないよ。」と書き続けていきたいと思うのです。