高度経済成長期時代を偲ばせる商店街らしい木造平屋の店舗群が並んでます。
まだ営業をしている店舗もいくつか見受けられますがほとんどはその役目を終えているようです。
残った店舗達もいずれは建物の老朽化とライフスタイルの変化と近辺住民の高齢化による需要の減少により団地の取り壊しと共に完全にその天寿をまっとうするのだろうと思われます。
この味のある商店街が味気ない高層マンションなどにとって変わると思うと残念です。
当時は、なんでも1つの建物の中で解決する家電量販店やスーパーなどなく、八百屋さん、布団屋さん、電気屋さんなどが共存する独立店舗だったんだな。そして、それらが並んで商店街を形成してたんだな。
(絶妙な痛み具合がなんともいえません)
(ベビールームてなんでしょうか?託児所かな? 今は高齢者ばかりのこのエリア。。。)
(現代のユニクロみたいな洋服店だろうか)
現役で稼働中と思われる出前のバイクが鎮座する営業中のそば屋を見つけました。
無類の蕎麦好きなので食事とトイレを兼ねて突入してみました。
店内は小ぶりなテーブルが5つほどの小スペース。
大人四人は席はあれどやや狭い感じか。
達筆手書き系の古びたメニューと天井の黄ばみ黒ずみもさすがの年期。
閉店する際は譲り受けたいぐらい。
(ところどころの青字はなんの意味があるんだろうか)
とりあえず、オーソドックスに海老天そばをオーダー。海老が好きだから。
待ってる間トイレを探すも狭い店内ありそうにありません。隣のテーブルで蕎麦を啜ってたおばちゃんに聞くと、
おばあちゃん:「オシッコ?店を出て裏に回ってその辺でやりな」
とまさか立ちションを促された。
この辺が松原団地クオリティー、嫌いじゃないよ。
童心にかえってそれもまた一興と思い裏手へ。
そこで見た民家に急に懐かしさを覚えました。
子供の頃は、このような1階建てのトタンでできた家が立ち並ぶエリアがあった事を思い出しました。
ここに入り込むと小学生時代を過ごした1980年代に戻ったような感覚を覚えました。
やたら低いコンクリートの壁とジャリの道と。
この辺りに住んでる方へ、
大変失礼しました。並びにすっきりしました。
戻るとすぐにそばが運ばれてきました。わーい。
やや濃いめの安心感のある味わい。
サイドにはネギとあぶったと思われるゴマ。
これをかけると風味がでてそばとよく合うんだな、これが。
さて、腹ごしらえもできて落ち着いたところで更に探索へと向かう。次は、C団地エリアだ。
(商店街の向かいの団地も取り壊しに向けて準備が進んでます。。。)
つづく
Photo by D7000










