私の10代の頃は、単車(=オートバイ=モーターサイクル)はヘルメット無しでも乗れました。

私も当時、(皆がしていた)長髪をなびかせ、愛車で駆けていました。

それが『ヘルメット着用義務』となり、ノーヘルは捕まるようになりました。

当初は「めんどくせ~な、こんなモノ」と思っていましたが、慣れると、さほど苦でもなくなり、妙な安心感もありました。




当時から半世紀を経て、自転車にもヘルメットの着用義務(ただし罰則は無し)となるようです。

来年⁽2023年)4月からだそうです。


(↓)

 

自転車がヘルメット直用義務化に・・・

 


https://news.yahoo.co.jp/articles/a5d563e0bd79211db956a36a064eb048ab75fcbf



上のURLのように、自転車の交通違反やマナー違反も多く見かけるし、ヘルメット義務だけで良いのかという疑問は、もっともです。



しかし、私は『自転車もヘルメット』賛成です。

このブログの原点は、当初の頃の記事にあるように、中一だった息子の交通事故です。

 

自転車通学時、車に追突され転倒したところをその車に撥ねられました。

 

中学ですから、ヘルメットは着用義務でした。

 

もしノーヘルだったら、頭のケガはもっと深刻だったでしょう。



人間の頭は、弱く脆いのです。

頭髪・皮膚の下はいきなり頭蓋骨・脳漿です。

道路はアスファルト、周囲はコンクリートだらけ・・・



自転車で転んで、もし頭をぶつければ・・・

どんな石頭でも、衝撃に応じたダメージを負います。


現在、中学生の自転車通学者は、校則によりヘルメット着用です。

流行りのロードバイクのサイクリストも、ほとんど着用しています。

幼児の自転車は半数程度着用。

しかし、それ以外の自転車乗りは、高校通学自転車も含め『ノーヘル』がほとんどです。


一番大切で、身体で一番弱い頭部が、無防備なのです。



 

突然!


左の歩道を走っていた自転車が、私の前の車の前方に、フラ~ッと車道の真ん中まで出てきました。


運転者は、総白髪の(つまり高齢の)ご婦人です。

後ろは全く見ません。




チャリは電動アシスト(バッテリーが見える)、非力でもそこそこのスピードが出ます。

場所は、こ田舎の駅近くの県道。

平たく言えば、ウチの近くです。

片側1車線の歩道アリ。


私が愛車のボロイ軽で、前の車に追随して走っていました。



前のドライバーは、さぞかし驚いたでしょう。



私の後にも車列が出来ました。


前の車は(おそらくやむを得ず)、クラクションを鳴らしました。


チャリのバア様は、(無視して?)その後も数秒間、道路の真ん中をフラフラ走り、歩道に戻りました。



『いつ死んでもイイ』と思っているのか、周囲の状況が把握できないのか分かりませんが、巻き添えを食う方は、たまったもんじゃありません。


バア様が何を考えているのか、私には判りません。

年寄りのヤブレカブレが、恐ろしいのは確かです。


しかし、起こり得るべき結果を想像すれば、トンでもないことです。



気候もよくなり、連休でもあり、遠出の機会が増える中、皆様もどうぞお気を付けください。



”命知らず”な、ジジ様ババ様の自転車は、今や田舎道では道路で最強です。


しかし、道交法では『弱者』扱いです。



もし人身事故が起これば、ドラレコ画像を証拠として、裁判等で、相手側の危険行為や道交法違反を立証しない限り、車は圧倒的に不利な立場となります。


弁護士を雇えば、少なくとも100万弱の現金と、多大な自分の時間を失います。



ですから、もし、ジジババ様の迷走・暴走チャリに遭遇したら、”触らぬ神に祟りなし”と、黙認しましょう。

 

またもや、気分が滅入る事故が起きました。


『事故』というより、『殺人』ではないでしょうか。

亡くなったのは3歳男児。

なんと短い人生だったのか。


https://www.sankei.com/article/20220411-2UFCQIBQWRN7JDIK26LZQTMOIM/


(以下は記事のコピーです)

母子3人乗りの自転車が転倒、3歳児が死亡 東大阪

11日午前8時55分ごろ、大阪府東大阪市善根寺町(ぜんこんじちょう)の国道170号で、母子3人が乗った自転車が転倒。幼児用座席に乗っていた男児(3)が路上に転がり、後方から来たトラックにはねられ死亡した。 大阪府警枚岡署は自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で、トラックを運転していた建設作業員の男(22)を現行犯逮捕。容疑を過失致死に切り替えて調べる。「男児をひいてしまったことに間違いない」と容疑を認めている。 同署によると、自転車は男児の母親(37)が運転しており、後方の座席に乗っていた兄(5)も転倒のはずみで左ひざに軽傷を負った。 現場は片側1車線の直線道路。幅約5メートルと狭く、ガードレールなどは整備されていなかったという。





日本の道路は狭く、交通量は多い。

寒風の日は身体を縮めて、雨の日は母子ともカッパを着て、セッセと自転車を漕ぐ。

(この国は、何でこんな事させるんだ・・・)


『大人しくて親切』と云われる日本人です。

が、ハンドルを握ると、狭い道でもスピードを出し、歩行者や自転車の横をスレスレで追い越していく。

他国では、郊外の広い道路やハイウェイでは飛ばしますが、町内や市街地の狭い道ではゆっくり運転します。

”先進国”とは、”民度が高い国”とは、弱者が優先される国だと私は思います。

つまりドライバーは、歩行者や自転車を『弱者』と認識しているからです。



上の事故でも、無論、轢いたトラックの運転手に非はあります。

子供を座席に固定しなかった母親も、不注意でした。

しかし、本来2輪車は転ぶ乗り物です。


思うに、一番悪いのは、”幼稚園や保育園に、幼児を親が自転車で送迎させる社会”です。

同様の『事故』が多発しているのに、放置する政治です。

警察も、自転車の2人乗りは違法として取り締まっても、幼児に限って2人乗り&3人乗りまで許可している。

国家主導の母子イジメです。

記事によれば、『幅5メートルで、歩道もガードレールもない』道を『国道』としている国です。



亡くなった命は戻らないし、母親の受けた心の傷は生涯、母親を苦しめるでしょう。


例えば、北欧諸国の人々が、先進国のはずの日本でこんな事が起きていると知れば、彼らは、『野蛮な国』の『幼児虐待』と驚くでしょう。



あたり前のことをわざわざ書くのも変ですが、子供たちは”国の宝”です。


園児の自転車送迎・・・・何とかできないものでしょうか。