日本防衛戦略「核抑止編」【第1回】―「危機に立つ日本」を護る核装備[HRPニュースファイル1619]
http://hrp-newsfile.jp/2016/2739/
文/幸福実現党・茨城県本部副代表 中村幸樹
◆危機に立つ日本
「水爆」実験や長距離弾道ミサイル発射で、核ミサイル保有を進める北朝鮮ですが、28日にも午前と午後に、中距離弾道ミサイル「ムスダン」を一発ずつ発射しました。
韓国軍は、いずれも「発射直後、数秒以内に墜落した」と分析しています。ちなみに「ムスダン」は、射程3000~4000キロメートルのミサイルです。
また軍事的に膨張する中国(2016年度の中国国防費は、公表分だけで約16.7兆円、28年間で約44倍)、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しています。
朝鮮半島、尖閣諸島・沖縄、台湾海峡、ベトナムやフィリピン近海等は、紛争の発火点として、いつ起きておかしくない状態にあります。
幸福実現党は、日本を護り抜き、「世界の正義」を推し進めるために、以下を取り組みます。
〈1〉「言論・思想戦」
〈2〉「外交戦」=「日米同盟」を強化(「米中同盟」を阻止)し、インド、ロシア、台湾、オーストラリア、モンゴル、東南アジア諸国、島嶼国などと友好を促進、経済・安保両面で連携強化を図り、中国や北朝鮮の民主化・自由化を促すための外交
〈3〉「強靭な防衛力」の構築
◆正当防衛としての核装備
中国や北朝鮮からの「核を使っての恫喝や侵略」を思い止まらせる抑止力強化へ、正当防衛としての核装備も進めます。
核兵器の最大の効能は、「他の核兵器保有国に核兵器を使わせない」ということです。
「中国や北朝鮮が核兵器を使った場合には、日本からも核兵器を使われる可能性がある」ということが最大の抑止力になるわけです。
以下、核抑止の理解を深め、日本の核抑止戦略、防衛戦略を考察するために、3回に分けてと論を進めて参ります。
第1回は、核兵器の種類、核兵器の特性、抑止戦略の種類
第2回は、アメリカの核戦略の変遷と教訓
第3回は、核装備プラス日本版SDI(私案)
◆核兵器の種類
核兵器の種類には大別して「戦略核兵器」と「戦術核兵器」があります。中間に「戦域核戦力」(後に「中距離核戦力」)と改称)はありますが、詳述は省きます。
「戦略核兵器」は、敵国の戦略核戦力や政治・経済中枢に対する攻撃に用いられ、戦争の決をつける核兵器であるため、「戦略」の名が冠せられます。
対ソ冷戦期の米国の「戦略核戦力」の態勢は、同時に一挙に破壊されないよう(「抗堪性(こうたんせい)」の保持)、次の「三本柱」で成り立っていました。
〈1〉「大陸間弾道ミサイル(ICBM)」
〈2〉「潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)」
〈3〉「戦略爆撃機」
「戦略爆撃機」は、空中待機から命令を受けて目標に向かい、途中で呼び戻すことが可能という特性があります。「ICBM(大陸間弾道ミサイル)」は、発射すれば呼び戻せません。
「SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)」は、核戦争の最終段階まで温存が可能で、終結交渉の後ろ盾や最後の一撃を担えるという特性があります。
「戦術核兵器」は、彼我接近した戦場で用いられる核兵器です。
「戦術核兵器」は、登場時には、破壊力と使用効果が戦場に限定できる、使用可能な兵器と考えられ、1949年に創設されたNATOの防衛には、通常戦力の不足を補うため、多くの戦術核兵器が配備されました。
しかし、後に、「核兵器の特性」から、戦闘力として戦術核兵器を考えることは難しく、「戦術核戦争」と「戦略核戦争」の線引きは困難と考えられるようになりました。
ソ連軍事ドクトリンには「戦勝に必要な最大限の軍事力行使」がうたわれ、どんな形の核使用でもNATO軍が核を使用すれば、核の全面的な反撃をもって応じる方針があったのです。
◆核兵器の特性
核兵器のもっとも顕著な特性は、きわめて大きな「瞬時の大破壊力」です。
広島、長崎の惨状をみれば、その威力は一目瞭然です。
北朝鮮が、原爆の数百倍から数千倍も威力を持つ水爆を東京に落とした場合、一千万人から三千万人ぐらいの被害を出す可能性があります。
さらに、特性として超高温の熱、衝撃波や爆風、放射線、電磁パルスがあげられます。
電磁パルスは、強度や機器の遮断程度によっては、電子機器に重大な影響を与え、戦争遂行に重大な支障を来します。これは今日のハイテク兵器の大きな弱点です。
「瞬時の大破壊力」という特性から、核兵器が「実戦に使える決戦打撃兵力(対処力)」なのか、「敵国の先制核攻撃を抑止する」だけの兵器なのか、よく論争の的になってきました。
しかし日本に2つの原爆が落とされた以降の歴史において、核兵器は使われていないという現実があります。
◆抑止戦略の種類
抑止戦略には、「戦勝戦略による抑止」と「抑止戦略による抑止」があります。
前者は、戦えば我が勝つことを敵に事前に認識させて、侵略を思い止まらせるものです。
主として通常戦争の抑止に使われますが、ソ連は、核戦略においてもこの戦略を採りました。
後者は、戦って我が勝つことまでは目指さないが、敵に侵略目的の達成が不確実か、侵略に伴う損失が利益を上回ることを事前に認識させて、侵略を思い止まらせるものです。
主として核戦争の抑止に使われます。
米国は、冷戦終末期に、ソ連の「戦勝戦略」から生まれた先制攻撃の脅威を抑止するため、核戦争遂行能力が必要と考え、ソ連に似た戦略への転換を図りましたが、冷戦期の大部分は、後者の戦略でした。
核抑止は、核兵器を撃たれたら報復として撃ち返す「報復型抑止」(懲罰的抑止)が中心ですが、飛んでくる弾道ミサイルを撃ち落とす等の「拒否型抑止」もあります。
核の傘(拡大抑止)という同盟国への抑止力提供は、信頼性は疑問としても「報復型抑止」です。
スタンダードミサイル(SM-3)、パトリオットミサイル(PAC-3)、サード(THAAD)ミサイルなどのミサイル防衛(MD)は、「拒否型抑止」です。
「報復型抑止」が効果を発揮するには、「抑止の三原則」を満たす必要があります。
「抑止の三原則」
〈1〉(敵にとって耐え難い)報復を行う「実力」(能力)があること
〈2〉報復を行う「意志」があること
〈3〉我の実力と意志を平時から敵が「認識」していること
抑止には、戦争の生起を押し止めることだけではなく、いったん戦争が起こっても、戦争のエスカレーションを押し止める抑止=「交戦間の抑止」もあります。
以上、今回は【第1回】として、「核兵器の種類、核兵器の特性、抑止戦略の種類」について述べて参りました。
【第2回】では、「アメリカの核戦略の変遷と教訓」について論じます。
(つづく)
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熊本地震ルポ 益城町を訪れ、支援金を寄付 幸福実現党・釈党首
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◆熊本地震ルポ 益城町を訪れ、支援金を寄付 幸福実現党・釈党首
熊本地震による避難者は、いまだに3万人を超えており、多くの人々が、公共施設や車内で避難生活を続けている。特に、震度7を記録した益城町の被害は甚大だ。
そうした中、幸福実現党の釈量子党首と、同党の熊本県本部副代表を務める木下順子氏が29日、同町の保健福祉センターに設けられた災害対策本部を訪問。同党が、この日までに全国から集めた「被災者支援募金」の一部、300万円を寄付した。(※同党の募金受付は、引き続き5月末まで行われる。文末に口座情報)。
釈党首は、「できることは精一杯やらせていただきます。一日でも早い復興を心よりお祈り申し上げます」と述べ、支援金を渡した。
(続きは以下のURLより)
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◆日本の変革を迫るトランプ氏の外交政策「アメリカ第一主義」とは?
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◆これだけ知っトクNews(4月29日版) 北朝鮮、ムスダン発射もまた失敗
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【Apr 29, 2016】 Religious Believers must make the Effort to Show the Right Path
On the 17th of April, Master Ryuho Okawa, founder of Happy Science, gave a public lecture entitled “Becoming the Pioneers in History” at the Uji Culture Center in Kyoto. Approximately 1,300 people gathered in the main hall, and listened as the lecture was broadcast live via the Happy Science relay network to both Kyoto government and Shiga prefecture government facilities.
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