日本のマスコミを揺るがす消費増税について[HRPニュースファイル955]

http://hrp-newsfile.jp/2014/1363/

文/政務調査会チーフ 小鮒将人

◆4月1日の消費増税が近づき、日本のマスコミでも特集開始

あと3日で消費増税が始まります。日本のマスコミもここに来て突如、特集を組んで増税後の具体的な値上がりについて報道するようになりました。

本来であれば、昨年の9月から10月にかけて、安倍総理が決断する時期に報道しなければならないはずです。しかし当時は、アベノミクスの影響として好況であり、増税やむなし、という論調でありました。

一方、海外のメディアでは昨年からすでに核心をついた報道が行われています。2013年9月13日のイギリスの経済紙「Financial Times」では、次の見出しで報道されました。

「安倍首相の戦略は1997年の消費増税の悪い記憶を思い出させる」
「消費増税により消費が減退し、最近の景気回復は止まってしまうのか」
(いずれも原文は英語)

さらに2013年9月16日「International Herald Tribune」では、

「経済の専門家、増税計画が日本の経済成長を止めるのではと懸念」
「消費増税が個人消費の盛り上がりを潰してしまうのではないかと彼ら(専門家)は述べている」(いずれも原文は英語)

との見出しで「安倍総理の増税の決断が最悪のタイミングであり、日本の景気回復の根幹を崩しかねない」と報じています。

海外では当たり前のように行われてきたこのような議論が、日本国内ではほとんどなされなかった事が残念です。

◆家計支出の削減はどこから?

昨年10月、安倍総理が「消費増税」の決断をしてからもマスコミは相変わらず「アベノミクス」による経済成長に焦点を当ててきました。

残念ながら、景気は今年に入ってから、その勢いに陰りが出ており、日経平均株価も年初から比較すると下落の傾向性が止まらない状況です。

来週からは増税が始まるのですが、すでに消費景気の冷え込みが見え始めています。外食、自動販売機、切手等々、日常のあらゆる暮らしの中に増税が影響してきます。

今回の増税には「軽減項目」はないので、当然その中に「新聞紙」も入ります。

確認したところでは、大手新聞も、消費増税をきっかけとして値上げに踏み切ります。朝日新聞は、宅配の新聞に限り3,925円から4,037円へと110円の値上げとなるほか、中日新聞は、駅売りの販売価格を110円から130円へと20年ぶりの値上げとなります。

危機感を持っている消費者はすでに家計の防衛に入り、可能な支出の削減に入っているようですが、4月以降さらなる削減として、上記に掲げた新聞購読料も入る可能性があり、新聞社にとって経営危機が訪れようとしています。

新聞社自身が分かっているとおり、長期デフレ下の中での値上げということは販売上、極めて厳しいのです。

マスコミは本来、安倍総理が決断する前までに、経済に及ぼす影響をしっかりと伝えなければならなかったのです。それがこの時期、自らの身に及ぶことになりました。

◆もう一つの動き「マイナンバー法」に要注意

また、消費増税に関連して、「マイナンバー法」の動向についても注目しなければなりません。

去る3月18日の日経新聞1面によると、政府は預金口座にマイナンバーの登録を義務付ける方向で銀行界との調整に入っています。

「脱税、マネーロンダリングを防止する」という大義名分はもっともに聞こえますが、財務省はこの他に、「国家が個人財産を管理する」ことも一つの目的として意図しているとも言え、注意が必要です。

これは、消費増税の隠された目的でもある「国家社会主義」への道にも大きく関係しています。このような動きが着々と進められていることについて、広範囲に報道されていませんが、注意深くしなければなりません。

◆社会保障に使われる保障はない

また、政府・自民党や民主党等は「増える社会保障費のために増税しなければならない」と主張していますが、現在の議論を見る限り、本当に消費増税分が社会保障費に充てられるかははっきりと決まっていません。

そうであれば、「福祉目的税」となるべきなのですが、増税分の支出について、はっきりと社会保障費として規定されているわけではないこともお伝えいたします。

◆日銀は「2%成長」を忘れたのか

昨年は、日銀の「異次元緩和」なる金融緩和の結果、株価の上昇と消費景気の拡大、さらには2020年東京オリンピックの開催決定などの要素が重なり好況を感じさせる一年でありました。

その立役者であった黒田日銀総裁は、就任直後の意気込みは大変強く、実質GDP「2%成長」を掲げ、日本経済も活気を持つようになりました。

しかし昨年9月、消費増税の議論に関して、財務省寄りの発言を行ってからはやや存在感が薄くなり、そして、本当に2%成長を目指そうとしているのか、疑問に感じられるようになりました。

それに関連して、先日の日銀金融政策決定会合後の記者会見で「現在の失業率3.7%は完全雇用に極めて近い」と発言し、日本経済が安定しているとの認識を示しました。しかし、特に地方においては、雇用は地域の最重要課題の一つとして取り上げられています。

数字以上の厳しい実態がある中で、日銀の考えが本当に実態に即しているものなのか、大きな疑問が残ります。

かつて民主党政権時代、まじめに「増税によって景気がよくなる」と言った首相がいました。

現在の日銀総裁について、まさか「増税によってGDP2%が達成できる」と考えてはいないとは思いますが、いずれにしても今後の日本経済について危機感が薄いことは事実です。

◆鹿児島補選でも消費増税の是非が争点に

この消費増税の是非については、来る4月15日告示の衆院鹿児島2区補選でも大きな争点となることは間違いありません。

消費増税施行後の初の国政選挙として、国民がどのような判断をするのか、この結果が注目されるところです。

幸福実現党は、今後も一貫して消費増税反対を掲げて、がんばってまいります!
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【本日のニュースクリップ】
1.日本は高速増殖炉を完成させ、核廃棄物の問題を解決すべき
2.露メディア「日本の露制裁は最も緩い」 日本のロシア外交はバランスが肝心
3.【ファクト公開中】中国のチベット弾圧にNOを 「THE FACT」第9回
4.マレーシアでウルトラマンの本が発禁に 異星人の「神」をどう見るか



◆日本は高速増殖炉を完成させ、核廃棄物の問題を解決すべき
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7614

オランダ・ハーグで開かれていた核セキュリティサミットが25日に閉幕した。サミットでは、茨城県東海村にある核物質500kgを米国に引き渡すことを日米で合意した。

これらの核物質は、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」などの研究に利用している高濃縮ウランとプルトニウムであり、高濃度で核兵器への転用が可能である。米国は、これらがテロリストに奪われる危険性を指摘していた。

だが、核物質のアメリカへの返還によって、もんじゅの研究が遅れる可能性が出てきた。

日本は、返還予定の高濃度のプルトニウムの他にも、国内に44トンのプルトニウムを保有する。これらは原子力発電の過程で核廃棄物として発生するもので、青森県六ヶ所村の再処理工場から取り出すことができるが、不純物が多く、もんじゅの研究には使えないという。

もんじゅは、原発から出た核廃棄物を、原発の燃料として使えるプルトニウムに変換することができる(これを「増殖」という)。それだけではなく、核廃棄物を減らすという優れた特徴を持つ。なんと核廃棄物を1/7にまで減少させることができるのである。また、約10万年という高寿命の放射性廃棄物を、天然ウラン並みの約300年に短縮させることも可能という。

もんじゅの研究を通じて高速増殖炉が実用化すると、世界中の核廃棄物の問題に大きく貢献することができる。本来、日本はこの意義を強く主張すべきだろう。

しかし、日本はもんじゅに積極的ではない。2月下旬、政府がまとめた「エネルギー基本計画」では、従来「高速増殖炉」と表現されていたものが「高速炉」に変更された。主要目的からプルトニウムの「増殖」が外されて、格下げされた格好だ。

今回の核物質のアメリカ返還の決定は、核拡散防止のためのアピールとして一定の意味を持つことは理解できる。しかし現実には、核廃棄物の最終処分をどうするか、世界中の国々が悩んでいるのである。

その点で、日本に核物質の返還を要求したオバマ大統領の判断はミスと言える。原発技術で世界のトップクラスにある日本がリーダーシップを発揮して、高速増殖炉を完成させることは、世界の発展に大きく寄与するからだ。
(HS政経塾 田部雄治)

【関連記事】
2014年1月29日付本欄 高濃度プルトニウム返還をオバマ政権が要求 アメリカは中国の核を取り締まれ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7310

2013年5月14日付本欄 高速増殖原型炉「もんじゅ」は運転再開準備を進めるべき
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6025



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■【批判論文】国連工作と連携している琉球新報の「沖縄の自己決定権の回復」扇動報道

現在、琉球新報が連載している「沖縄、自己決定権への道」は、余りにも沖縄県民を騙し、余りにも危険なので、続けて批判論文、暴露論文を掲載致します。

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◎沖縄、自己決定権への道◎
<建白書「破棄」、危機が高める権利意識>
(琉球新報 2014年3月28日)
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「保存期間の満了時期は2015年3月31日、満了時の措置は廃棄である」。政府答弁書は、文書廃棄の方針を冷たく伝えていた。
 ことし1月末。社民党の照屋寛徳衆院議員は、県内市町村長らが昨年1月に安倍晋三首相に出したオスプレイ配備撤回や米軍普天間飛行場の県内移設断念を求める建白書について、質問主意書で今後の扱いを尋ねた。約1週間後の回答に、「廃棄」とあった。
 政府内では「個人としては公文書館に送る必要があると考える」(小野寺五典防衛相)と、廃棄の方針に反発する県民世論に配慮する声もあるが、防衛省によると、具体的な対応はまだ決まっていない。
 安倍首相は建白書を受け取った際、「(沖縄の)意見に耳を傾けたい」と語った。しかし首相の答えをよそに、オスプレイは追加配備され、辺野古移設に向けた作業は淡々と進んだ。
 基地問題を沖縄自らで解決できない状況は復帰42年の現在も続く。民意は無視され、自分たちで沖縄の未来を切り開く「自己決定権」は否定され続けている。
 1月の名護市長選で、自民党の石破茂幹事長が「基地の場所は政府が決める」と発言し、菅義偉官房長官は「(選挙結果にかかわらず移設を)粛々と進める」と述べたのは記憶に新しい。民主党政権時代には平野博文官房長官(当時)が「(名護市長選の結果を)斟酌(しんしゃく)しない」と述べていた。
 国連人種差別撤廃委員会は2010年3月、日本政府に「沖縄における不均衡な軍事基地の集中が住民の経済的、社会的、文化的権利の享受を妨げている」と勧告、改善を求めた。それから4年がたつ。
 県内全市町村長や議長、県議会全会派が署名し、時の首相に提出した建白書は、自己決定権に対する沖縄の民意が凝縮された歴史的文書にほかならない。
 建白書問題について照屋氏は「ウチナーンチュの尊厳を回復するためにも自己決定権の確立が必要だ」と力を込める。廃棄の危機という事実が与えた衝撃は小さくないが、県民の自己決定権への思いをさらに高める方向にも働いている。

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■破棄して当然、陳腐化した「建白書」

 まず、昨年1月に翁長雄志那覇市長が安倍総理大臣に提出した、オスプレイ配備撤回、辺野古移設断念を求める建白書は、既に陳腐化しているので破棄されて当然ということを言っておきたいと思います。

この建白書はそもそも、翁長雄志が「オール沖縄」を捏造するために、半強制的に各市町村長や議長に捺印させたものであり、決して本心を表したものではありません。

公明党をバックに持つ翁長雄志那覇市長が票の力で脅しのように捺印させたのか、他の脅しを使ったのか分かりませんが、私が知りうる限り何名かの市長は、「本心ではない、半強制的だから仕方がなかった。」というような趣旨の言葉をいっていたと聞いています。

上の記事の写真の説明に「民意が込められた建白書」とありますが、この実態を知っている人からみたら180度正反対の大嘘です。

実態は、「有無を言わさず強制的に捺印させた建白書」です。

その証拠に、昨年12月27日に仲井真知事が埋め立て承認をすると、「建白書」のことなど忘れたように知事の埋め立て承認の英断を支持するコメントを発表した市町村長が大勢います。

琉球新報もしっかりその言葉を掲載しています。

この瞬間に建白書は陳腐化したのです。

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<佐喜真淳宜野湾市長「政府を信じて注視」>
 行政の長として、法的な手続きの中での承認だった。政府が作業チームをつくり、前倒しで普天間の一日も早い返還に取り組むことを信じながら注視したい。期待をし、仲井真知事と共に危険性除去や負担軽減に取り組んでいきたい。


<中山義隆石垣市長「最善の策選んだ」>
 厳しい状況の中、普天間飛行場の危険性除去を最優先に考えて判断したことを重く受け止める。知事の判断を支持したい。5年内の運用停止は高く評価できる。実質取り得る最善の策を選んだと思う。政府は跡地利用をしっかり進めてほしい。


<宜保晴毅豊見城市長「要求実現へ知事支える」>
 県民世論は理解するが、普天間飛行場の危険性の除去、固定化を避けるという意味で知事は苦渋の決断をされたのだろう。政府に要求した普天間飛行場の5年以内の閉鎖、地位協定の改定など4項目の実現に向け知事を支えていきたい。


<松本哲治浦添市長 「熟慮の上と理解」>
 大変難しい選択だったと思うが、知事自身がさまざまな事を熟慮した上での判断だと理解している。知事の決定を尊重し、基地負担の軽減および危険性の早期除去に向けて前進していけるよう、今後とも協力していきたい。


<志喜屋文康恩納村「長知事判断尊重したい」>
 さまざまなことを勘案して知事が下した判断を是として、尊重したい。政府が県側に提示した基地負担軽減策は県全体で取り組む必要がある。一方で、米軍普天間飛行場の県外移設の可能性があるなら、それは大事にしたいと思っている。


<伊集盛久東村長「『普天間』一歩前進」>
 公約を撤回した形とも取れるが、普天間基地の危険性除去のための現実的な対応として一歩前進したと思う。辺野古を進めるのは反対も根強く、これからいろいろ問題も出てくる。県外を含めたのは辺野古だと長くなるとみたからではないか。


<儀武剛金武町長「運用停止へ一歩前進」>
 埋め立て申請は行政手続きであり、承認せざるを得なかったのだろう。政府から米軍普天間飛行場の5年以内運用停止の言質を取ったのだから、一歩前進したとも言える。苦渋の決断をし…

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