全ての子どもたちに未来と可能性を与えられる社会を [HRPニュースファイル980]

http://hrp-newsfile.jp/2014/1410/

文/HS政経塾1期生  兵庫県副代表  湊 侑子

◆子供たちを取り巻く問題

親に捨てられた子供を“ポスト”と呼ばせる。擁護施設の施設長が子供たちに、「お前たちは、ペットショップの犬と同じ」と言う、などで様々に批判を受けたドラマ「明日、ママがいない」。このドラマが扱った問題、親に捨てられた子どもたちは今の日本にとって大変デリケートで重い問題です。

現在、事情があって親と一緒に暮らせない子どもは4万6千人います。原因は、親から虐待を受ける、親との死別や行方不明などで、この子たちは児童養護施設(乳児院)に入ります。

一方で、子供が欲しい人たちもたくさんいます。日本には、不妊治療患者数が約50万人存在します。しかし、不妊治療を行ってもすべての人が子供を授かるわけではありません。実際に不妊治療にかかる期間は平均2.5年、費用は100万円で決して簡単なものでもありません。
 
子どもを望んでも授からない夫婦に、この子たちを引き取ってもらえたら、お互いにとって幸福であるのでは…と思うのですが、なかなかうまくいきません。

子どもの一部は里親に引き取られますが、日本においては里親に委託される率が極めて低く、平成24年度末で14.8%に留まっており、ほとんどの子供は施設に行きます。(4/6 産経「家庭的養育」は社会の責務)

◆里親が広がらない理由

里親の割合が少ない理由は、一つは日本人が血縁を重視しすぎることにあります。これには、この世で出会う“縁”の大切さを社会に浸透させないといけないと思います。明治時代には養子は当たり前でしたし、養子になったことで新しい道を歩むことができた湯川秀樹などの例もあります。

また、法律においても血縁を重視するあまり実親の親権をかなり強く設定しすぎていることにも問題があります。実親が申し出れば、たとえ特別養子縁組を組んで養親が引き取っていたとしても子供を戻さないといけないなど、様々な障害が立ちはだかっていることにあります。

もちろん、実親が子供を育てることが一番よいのでしょうが、子供の虐待の割合が急増するだけでなく殺すまでいってしまう親が出てきている今、子供の命を守るためには、実親と離す基準をはっきりと定めて線引きしなければならない時期が来ています。

◆地元のNPO・宗教の必要性

熊本の慈恵病院は赤ちゃんを預かる「こうのとりのゆりかご」を行っています。この“赤ちゃんポスト”によって、子供を捨てる人が増えたように感じますが、実際はそうではありません。

この6年間に預かった子どもは92人ですが、同時に全国のお母さんの相談にものっており、面談をすることで198人のお母さんに子供を手放すことを思いとどまらせました。(同上 産経新聞)

子どもを置いていく保育器の中には、「いつでもいいから当院に連絡してください。一緒に問題を解決しましょう。協力は決して惜しみません」というお母さんへの手紙もおかれています。

ゆりかご事前相談として24時間365日体制の「SOS赤ちゃんとお母さんの相談窓口」も開設していました。これらはキリスト教精神に基づいて行われています。

この他にも、天理教の教会主は、他人の子どもの世話をするのも当たり前と、家庭に実子以外の子どもをひきとって“ファミリーホーム”を営んでいるケースが多くあります。

現在、引き取られる子供の1.5割は天理教関係者が引き取っており、行政からも大いに感謝されて頼りにされているようです。

実際は行政が行うことを、NPOや宗教がボランティア精神で行っているのが現状であるならば、感謝の気持ちとして税金の免除などは行うべきですし、これらに対する偏見や蔑み、悪口を控え、社会が彼らに対する信頼や尊敬の念を持つ方向に持っていくことが行政の仕事です。

親がいない子供たちの声は小さく、彼らのために声をあげてくれる親もいません。しかし、彼らも未来の宝であり可能性なのです。弱きものを守り育てることも、私たちの使命であると感じています。
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【本日のニュースクリップ】
1.「河野談話」の白紙撤回を求める署名13万筆 幸福実現党が内閣府に提出
2.ASEANは「親日連合」? アジアは日本の安全保障強化に期待
3.靖国神社に、首相が真榊を奉納 改めて「靖国」を考える
4.ついに高齢者が4人に1人を突破 「幸せな老後」は国家的課題



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◆「河野談話」の白紙撤回を求める署名13万筆 幸福実現党が内閣府に提出
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7712

幸福実現党は22日、「安倍政権に『河野談話』の白紙撤回を求める集会」を東京・赤坂の首相官邸前で開催した。集会では、昨冬から集められていた「『河野談話』の白紙撤回を求める署名」133,080筆が、内閣府を通じて安倍晋三首相に届けられた。

小雨の降る中、約200人が集まった集会では、まず、釈量子・幸福実現党党首が署名活動に参加した人々への感謝を述べた後、次のように挨拶し、喝采を呼んだ。
「慰安婦問題とは虚偽に基づく国家的な詐欺、すなわち謀略」「(談話が)河野洋平氏の名前で出された以上、その内容について最終的に判断し、責任を負っている本人が、いかなる事実認識の元、いかなる考えや経緯で、この談話を出すに至ったのか、国会で説明があってしかるべき」

13万筆を超える署名と要望書は、同党幹事長の加藤文康氏と、同党神奈川県本部西神奈川担当幹事長の苅部勝人氏の2人が内閣府の参事官に提出した。要望書の内容は、「『河野談話』を白紙撤回すること」「日本の先人たちの名誉を回復し、日本の誇りを取り戻すため、日本の正しい歴史を継承する新たな『談話』を発表すること」の2つだ。

集会では、首相官邸に向けて、「捏造された自虐的な歴史をただし、日本の誇りを取り戻せ!」などとシュプレヒコールを上げた。

参加した会社員の男性(50代)は、憤りを隠せない様子で次のように語った。
「政府は談話を即刻撤回すべきだ。韓国が『慰安婦の強制性を認めたらその後は問わない』と言って『河野談話』を出させておいて、それを言質にとって日本をゆすり続けているのは納得いかない。国家的なゆすりたかりであり、許せない」

また、署名集めに協力したという女性(60代)は、「地元は若い夫婦が多いけれども、きちんと『河野談話』の内容を説明したら、みなさん撤回に賛同して署名してくれた。国民の知らないところで酷いことが起きていると思う」と語った。

安倍首相は、この13万を超える民意を真摯に受け止め、談話の白紙撤回を決断して自虐的な歴史観を是正し、日本の誇りを取り戻すべきだ。(居)

【関連記事】
2014年4月4日付本欄 次々と明らかになる「河野談話」作成の真実 これでも談話見直しをしないのか?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7639

2014年4月4日付本欄 豪ストラスフィールド市議会で日本人大学生らが慰安婦像に反対 日本は事実を世界に伝えよ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7637



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多数の死者・安否不明者を出した韓国の旅客船 セウォル号の沈没事故をめぐり、5年前に日本で 起きた横転事故との比較が韓国で注目されてい る。 乗客数は大きく異なるが、共通点も多いからだ。 日本での死者はゼロ。二つの事故からくむべき教 訓は何か。

フェリーありあけ号の事故は2009年11 月、三重県沖の熊野灘で発生。運輸安全委員会の 報告書によると、航行中に高波を受けて船体が傾

コンテナを固定していたチェーンが破断する

き、

などして荷崩れした。最終的に横倒しになった。 座礁したため沈没は免れた。

ただ、乗客7人と乗員21人は全員無事だっ た。閑散期で乗客が少なかったことに加え、船が 大きく傾いた約35分後、船長が乗客を船内最上 部に誘導するよう指示したことが奏功した。船長 らは船に残り、最後は海に飛び込んで救助され た。運輸安全委は「積み荷を効果的に固定してい

「船長が指揮する態勢

と指摘しつつ、

なかった」

ができており、非常時の対応が組織的に行われ た」と事故後の対応は評価した。

セウォル号とありあけ号は同じ日本の造船所で 建造され、2隻はかつて同じ運航会社に所属する フェリーだった。韓国紙は船の規模や傾き方が似 た事例として取り上げ、死者が出なかったことを 強調した。

セウォル号の事故原因ははっきりしていない が、急旋回による荷崩れが転覆を招いたとの見方 が有力だ。一部の現地メディアは、規定以上の積 み荷を載せた「過積載」の疑いも指摘する。

事故後、船長らが乗客に船内にとどまるよう指 示を続けたことが被害を広げたという批判も強 い。明らかになった管制センターとのやりとりに よると、セウォル号は通報から約25分後、乗客 を脱出させるよう求められたが、できなかった。

http://www.asahi.com/articles/ASG4P5K25G4PUHBI02M.html?iref=comtop_6_05