多数の死者・安否不明者を出した韓国の旅客船 セウォル号の沈没事故をめぐり、5年前に日本で 起きた横転事故との比較が韓国で注目されてい る。 乗客数は大きく異なるが、共通点も多いからだ。 日本での死者はゼロ。二つの事故からくむべき教 訓は何か。
フェリーありあけ号の事故は2009年11 月、三重県沖の熊野灘で発生。運輸安全委員会の 報告書によると、航行中に高波を受けて船体が傾
コンテナを固定していたチェーンが破断する
き、
などして荷崩れした。最終的に横倒しになった。 座礁したため沈没は免れた。
ただ、乗客7人と乗員21人は全員無事だっ た。閑散期で乗客が少なかったことに加え、船が 大きく傾いた約35分後、船長が乗客を船内最上 部に誘導するよう指示したことが奏功した。船長 らは船に残り、最後は海に飛び込んで救助され た。運輸安全委は「積み荷を効果的に固定してい
「船長が指揮する態勢
と指摘しつつ、
なかった」
ができており、非常時の対応が組織的に行われ た」と事故後の対応は評価した。
セウォル号とありあけ号は同じ日本の造船所で 建造され、2隻はかつて同じ運航会社に所属する フェリーだった。韓国紙は船の規模や傾き方が似 た事例として取り上げ、死者が出なかったことを 強調した。
セウォル号の事故原因ははっきりしていない が、急旋回による荷崩れが転覆を招いたとの見方 が有力だ。一部の現地メディアは、規定以上の積 み荷を載せた「過積載」の疑いも指摘する。
事故後、船長らが乗客に船内にとどまるよう指 示を続けたことが被害を広げたという批判も強 い。明らかになった管制センターとのやりとりに よると、セウォル号は通報から約25分後、乗客 を脱出させるよう求められたが、できなかった。
http://www.asahi.com/articles/ASG4P5K25G4PUHBI02M.html?iref=comtop_6_05
フェリーありあけ号の事故は2009年11 月、三重県沖の熊野灘で発生。運輸安全委員会の 報告書によると、航行中に高波を受けて船体が傾
コンテナを固定していたチェーンが破断する
き、
などして荷崩れした。最終的に横倒しになった。 座礁したため沈没は免れた。
ただ、乗客7人と乗員21人は全員無事だっ た。閑散期で乗客が少なかったことに加え、船が 大きく傾いた約35分後、船長が乗客を船内最上 部に誘導するよう指示したことが奏功した。船長 らは船に残り、最後は海に飛び込んで救助され た。運輸安全委は「積み荷を効果的に固定してい
「船長が指揮する態勢
と指摘しつつ、
なかった」
ができており、非常時の対応が組織的に行われ た」と事故後の対応は評価した。
セウォル号とありあけ号は同じ日本の造船所で 建造され、2隻はかつて同じ運航会社に所属する フェリーだった。韓国紙は船の規模や傾き方が似 た事例として取り上げ、死者が出なかったことを 強調した。
セウォル号の事故原因ははっきりしていない が、急旋回による荷崩れが転覆を招いたとの見方 が有力だ。一部の現地メディアは、規定以上の積 み荷を載せた「過積載」の疑いも指摘する。
事故後、船長らが乗客に船内にとどまるよう指 示を続けたことが被害を広げたという批判も強 い。明らかになった管制センターとのやりとりに よると、セウォル号は通報から約25分後、乗客 を脱出させるよう求められたが、できなかった。
http://www.asahi.com/articles/ASG4P5K25G4PUHBI02M.html?iref=comtop_6_05