投稿写真

「過去の不幸が忘れられない人へ」

自らの間違いは、いったん徹底的に反省する必要がありますが、
反省がだいじだと言うことは、毎日くよくよしろということとは
違うのです。

いったん徹底的に自分の過ちを分析し、反省したならば、
そのことについての記憶は、忘却の河に流し去ることです。
もうふり返らないことです。あなたが他人を許してきたように、
自分をも許すことです。
自分に罪人の烙印を押してしまわないで、刑務所から解放してやることです。
これが持ち越しなしの原則なのです。
 
また未来についても、あれこれと取り越し苦労しないことです。
取り越し苦労性の人、心配性の人というのは、深層心理学的には、
みずから恐れているものを招き寄せる性質を持つことになるのです。
なぜなら「同類相集の法則」で、不安の念をつねづね持っていると、
その念に呼応して、不安な事柄を引き寄せることとなるからなのです。
心配性の人に苦労が絶えないというのは、この法則によるのです。
 
不安を前借りしないことです。不安というものは、現実になった時に心配すればよいし、
不幸の予言者となって、自分が予想した通り自分は病気になったとか、
思っていた通り会社が倒産したとしても、そんなことは何の自慢にもならないからです。
不安は現実になった時に、悩めばよいのです。
そして解決の糸口がつかめない現実など、ないと断言し、自分を信ずることです。
 
悪いこと、不幸なことに関しては、前借りなし、持ち越しなしの原則で
のぞむことにいたしましょう。

これは二千年の昔に、イエス様が、「一日の苦労は一日にて足れり」
と言われたことと同一の神理なのです。水漏れの時、潜水艦のなかでは
防水扉を閉めるように、悪しき過去、悪しき未来には鉄の扉を閉ざして、
自分の今日一日を守ることです。過去と未来の間で、今日一日のあなたを
照らしてゆくことを考えることです。それこそが、光明生活の基本なのです。

『繁栄の法則』(158~160ページ)