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「日々、自己変革して生きよ」

「空を飛べなくなった野ガモの話」

百年以上前の人になりますが、デンマークのキルケゴールという哲学者は、こんな話を紹介しています。

その国のある地方には、毎年、渡り鳥の野ガモが飛んでくるところがあり、
親切な老人が餌付けをしていたそうです。ところが、
栄養のある餌を貰えるものだから、野ガモたちの一部は、寒くなったら
南の方へ飛んでいくという習性を忘れ、だんだん太っていき、
飛べなくなったといいます。

ところが、ある日、その老人がコロッと亡くなってしまったのです。
それで、大変なことになりました。実は、太った野ガモたちは
空を飛べなくなっていたため、「さあ、困った。どうしよう」
ということになったのです。
彼らはすでに渡り鳥の習性を失ってしまったわけです。
そして、雪解け水が洪水のように流れてきてきたときに、溺れて
死んでしまったということです。

「伝道の法」56Pより