釈尊のお弟子さんには、頭のよい人、身分の高い人や低い人など、
いろいろな人がいました、なかには「こんな人が?」というような
弟子もいたのです。なかでも、頭が悪いことで有名な弟子の一人に、
周利槃特(しゅりはんど く)という方がいました。
これ以上、頭の悪い人はいなかったのではないか、
ということで有名な人だったのです。
釈尊は「周利槃特よ、ちょっと来 なさい。おまえは難しい説法は
さっぱりわからないようだから、一つだけ教えてあげよう。
ここに箒(ほうき)があるから、この箒を持って庭を掃きなさい。
落ち葉を掃いたり、ごみを掃いたりしなさい。
そのときに、『塵(ちり)を除かん。垢(あか)を除かん』と
くり返し言いながら、箒で掃いていきなさい」と教えたのです。
落ち葉を除いたり、ごみを掃いたりするだけの仕事です。
そこで周利槃特は、「掃除をするんだな」と思って、それを続けているうちに、
「ああ、人間も同じなんだ。心のなかにある塵や垢を除くことが大事なんだ」
と悟ったのです。
そこで、釈尊は
「よく悟ったね。おまえは難しい教えはさっぱりわからなかったけれども、
心の塵や垢を除くことが大事だという教えを悟った」と言いました。
これは、いろいろと一生懸命やっていた弟子よりも、
むしろ周利槃特のほうが悟りが早かったという話です。
周利槃特は「阿羅漢になった」と仏典には遺っています。
*阿羅漢(あらはん)とは尊敬を受けるに値する人
『信仰告白の時代』より
いろいろな人がいました、なかには「こんな人が?」というような
弟子もいたのです。なかでも、頭が悪いことで有名な弟子の一人に、
周利槃特(しゅりはんど く)という方がいました。
これ以上、頭の悪い人はいなかったのではないか、
ということで有名な人だったのです。
釈尊は「周利槃特よ、ちょっと来 なさい。おまえは難しい説法は
さっぱりわからないようだから、一つだけ教えてあげよう。
ここに箒(ほうき)があるから、この箒を持って庭を掃きなさい。
落ち葉を掃いたり、ごみを掃いたりしなさい。
そのときに、『塵(ちり)を除かん。垢(あか)を除かん』と
くり返し言いながら、箒で掃いていきなさい」と教えたのです。
落ち葉を除いたり、ごみを掃いたりするだけの仕事です。
そこで周利槃特は、「掃除をするんだな」と思って、それを続けているうちに、
「ああ、人間も同じなんだ。心のなかにある塵や垢を除くことが大事なんだ」
と悟ったのです。
そこで、釈尊は
「よく悟ったね。おまえは難しい教えはさっぱりわからなかったけれども、
心の塵や垢を除くことが大事だという教えを悟った」と言いました。
これは、いろいろと一生懸命やっていた弟子よりも、
むしろ周利槃特のほうが悟りが早かったという話です。
周利槃特は「阿羅漢になった」と仏典には遺っています。
*阿羅漢(あらはん)とは尊敬を受けるに値する人
『信仰告白の時代』より
