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「疲労を予防する」

疲労を予防する方法はいくつかありますが、
肉体の生理作用に着目した場合、
体というものは一定の割合で休息を与えると、
よりいっそう効果的に仕事ができるようになっています。

現代では事務系統の仕事をしている人が
非常に多くなっていますが、
事務系統の仕事を朝から夜までしていれば、
能率が落ちてくるのはあたりまえです。

したがって、仕事を始めてから二、三時間が経過したときには、
ちょっとしたコーヒーブレイクを入れて、休みをとることです。
その十分か十五分が惜しいと思う人は、
実は残りの数時間を無駄にすることが多いのです。

そのときに、お茶を飲むもよし、
同僚と軽くジョークを飛ばし合うもよし、
少し精神を意図的にリラックスさせる訓練を
しなければなりません。

これは大事なことです。
原則、重要な仕事は体調のいちばんよいときにしておくことです。
夕方から先は一日のうちでいちばん疲れている時間帯です。
いちばん疲れているときには、
重要な仕事をするべきではありません。
あえてしなければならないのならば、
その時間帯には単純作業を残しておくことです。
長く働きつづけるためには、特に大事な所あります。

一つは腰です。
腰が痛んでくると、どうしても持久力がなくなります。
また、集中力もなくなってきます。
そのため、腰を伸ばす訓練が必要です。

もう一つは足です。
普通は一時間以上立ち つづけるのは難しいのです。
しかし、現実には、数時間いろいろなかたちで立ちつづけています。
できるだけ足に体重をかけない時間をつくることも
貴重な心がけなのです。

もう一つ大切なのは目の使い方です。
どうしても目が疲労してきます。
目が疲労すると、頭脳にも影響しますし、
胃腸にも影響して神経質となり、
いろいろな物事に対して
被害妄想的に考えるようになってきます。

したがって、目の疲労を最小限に抑える工夫が必要になります。
そのためには照明も大事です。
明るさを一定に保つことです。
また、文字と眼との間に二十センチ以上の
距離をとることも大事です。

さらには、小さな活字をできるだけ
避けることを考えてもよいかもしれません。
一定の時間使ったならば、
少し視線をはずして目を休めることが大事です。

「仕事と愛」より