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皆さんは、悩みの原因は一体何だと思いますか。
悩みの原因というのは、結局、他人がいるということからはじまるんです。もし地上に生まれ落ちたのが自分ひとりであって、生まれてから現在まで、
だれとも会ったことがない、そういう人にとっては、逆に自分自身さえ、今度はなくなるんです。

他人というものがあってはじめて、自分というものを認識することができるんです。他人というものがなければ、自分ということについて、人間は考えることすらないんです。
おそらく、その日その日、思いついたままに
行動しておるだけでありましょう。
他人という存在があってはじめて、その縁を媒介として、
人間は、自分自身というものを見つめるきっかけというものを
与えられるのです。

したがって、悩みの根元は何かと言うと、結局、
他人の存在であります。病人が不平不満を言うのも、結局、看護してくれる人があり、家族があり、
周りの人間がいるから、不平不満を持つんであって、
だれもいない、周りの人がいない孤島に生まれ育って、そこで病気になったら、不平不満の言いようもないのです。

あるいは、お金が問題で、他人とトラブルが起きたとしても、
そういうものも、やはり他人との関わりのなかで
起きた悩みであります。男女の恋愛関係も然りであります。
心のなかがわからない男なり、女なりがいるということにおいて、
人間は、さまざまに煩悶(はんもん)し、悩み、苦しみをつくっていくのです。

また、親と子の関係でも然りです。親は、子供を
小さいときから育ててきたから自分のもののように
思っておるけれども、子供もいつかしら、
十、十一、十二歳頃に自我というものが芽生(めば)えてきて、自分というものがだんだん内的に確立していきます。
そして、高校生ぐらいから、だんだんに親と意見が合わなくなります。
社会に出てから、もっと合わなくなります。これは何かと言うと、
親の専制支配に対して、子供の独立心ということが
強く芽吹(めぶ)いてきているからです。

また、これ以外にも、いろんな問題があります。
たとえば、夫婦問題があります。縁あって、愛し合って結婚したものであるにもかかわらず、夫婦の間で、うまくいかない。
夫婦の間をうまくするような教科書があるかというと、これも手軽な教科書はありません。

『大川隆法霊言全集 第2巻』日蓮の霊言より