日本銀行が9月の企業短期経済観測調査(短観)を発表した。

 

どれだけの企業が「景気がよい」と感じているかを示す「業況判断指数(DI)」は、大企業製造業で、3四半期ぶりの下落となった。

 

 

中国企業への輸出が低迷

中国経済の減速により、中国の工場などで使用される機械類の輸出が低迷しているためと考えられる。

 

また中国では、製造業中心からサービス業中心の経済への転換が進みつつあるという見方も強まっている。重工業や資源採掘業、建設業は不況に陥る一方、旅行や飲食、電子商取引などのサービス業は成長を続けている。このサービス業への移行は、中国政府の方針でもあるという(10月2日付ウォール・ストリート・ジャーナル電子版)。 

 

中国経済の減速、および変化により、中国需要に頼っていた日本の製造業は苦境に立たされる可能性がある。

 

 

「技術の優位」+「途上国の市場」だけでは勝てない?

言葉を変えれば、「自社が"既に"持っている技術優位を、途上国の成長市場に"当てる"」という考え方には頼れなくなる。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は、「製造業が不況を生き残る方法」について、次のように述べている。

やはり、「ものをつくる」ということは大事なことです。

そういうバブル崩壊が起きて不況が来た場合には、本来の姿に立ち戻り、「よりよきものを、つくり出す。この世に今までなかったものや、少しでもいいものを何か生み出していく」ということに専念しなければいけません。

前にNHKで放映していた「プロジェクトX」のように、ものづくりに熱意を込めて、「今までにないもの」「いいもの」「人々が必要とするもの」をつくり出していこうとする人たちが出てくれば、どのような不況であってもまた乗り越えていくことができます。

(2010年9月号 「人生の羅針盤」より引用)

 

製造業が「チャイナショック」を乗り越えるには、「海外との技術落差を活かす」のみならず、「ものづくりの原点に戻る」という発想が、助けになるかもしれない。(泉)