中国経済の危機がまた叫ばれている。

過去20年で20回以上は経済危機が叫ばれた中 国だが、全て乗り切って成長してきた。

無敗の中国経済の秘密

今回の危機もまた乗り越えるだろうと思えるが、 にも関わらず中国経済の将来には悲観論しか出て こない。

今回の経済危機を語る前に過去20年ほど中国で 起きた経済危機を振り返ってみる。

中国は共産主義国だが資本主義国と同じように好 景気と不況がある。

だが旧ソ連と同じで国の教義として「不況は無 い」事になっている。

ややこしいが共産主義が20世紀に始まったとき の理由が、共産主義になれば不況が無くなるとい うものだった。

ソ連は不況になったのに認めず対処出来ずに滅ん だが、中国では効果的な対処法を編み出し成功し た。

それは巨額の公共事業で不況をなくし、同時に高 度経済成長するというもので、元は日本の高度成 長からヒントを得たようだ。

中国の投資依存度は現在は50%台のようだが、 以前は80%以上あった。

ここでいう投資とはその国の政府投資と民間投資 を合計したもので、政府投資に比例して民間投資 も増減します。

「国は道路建設に投資した」「建設業者はダンプ カーなどに投資した」のように政府投資に比例し て民間投資も増えるわけです。

中国の公共事業の規模は人類最大かつ空前絶後 で、現在は年間300兆円から400兆円に達し ているとみられる。

「みられる」というのは中国の国家予算は非公開 だからで、間接的な数字から推測したからです。

例えば去年中国の鉄道路線の新規建設費は50兆 円を超え、しかも北京オリンピック以降毎年こう なっている。

2014年には日本の全ての地下鉄を合計したよ り長い、地下鉄が中国で開通しました。

来年も再来年もこのペースが続くのかも知れませ ん。

道路や橋、発電所、軍事施設、港湾建設などあら ゆる分野でこの調子で公共事業を行っています。

「年間300兆円以上の公共事業」が誇張では無 いのが分かったと思います。

中国の借金のゆくえ

中国は去年7%近い経済成長をして60兆円以 上、経済が拡大したと主張しています。

中国のGDPと成長率は中国が「主張している」 だけで何の根拠も無く、実際は発表の1/2や1 /3かも知れないのですが、本題ではないので今 回は触れません。

300兆円以上の公共事業をして経済成長はたっ たの60兆円なので、どう計算しても公共事業で 使ったお金は借金になります。

北京オリンピック以降の中国は、経済成長した金 額の数倍の借金をする事で成長を持続しました。

中国の公的債務は公式発表ではGDPの20%以 下、つまり200兆円以下でしか在りません。

欧米の経済誌ブルームバーク、フィナンシャルタ イムズ、ウォールストリートジャーナルなどに何 度も報道された数字では、既にGDPの200% を上回り3000兆円に達する。

因みに日本の借金は1000兆円とされていま す。

この20年間の中国経済は借金で公共事業を行 い、借金は隠しておいて経済成長だけを(誇大 に)発表し外国から投資を集めた。

今回の中国の経済危機も、また数百兆円の借金を して借金は隠し、経済成長だけを発表する筈で す。

中国は現在不況ですが7%の経済成長をしていま す。

不況なのに何故7%成長するのか?答えは政府が 数百兆円を投資して数十兆円の成長を得ているか らです。

この中国の借金は、これ以上借金を増やせなく なったらどうなるのでしょうか?

中国は公式に認めた外国からの借金の他にも多額 の対外債務があると指摘されています。

実質的には既に対外資産を対外債務が上回る、 「順債務国」に転落した可能性が高い。

日本の借金は自国の中だけで止まっているので 「日銀が買い取る」などで実質ゼロ円にできる が、中国の借金は対外債務が超過しているので、 ある日支払いが滞ったら国が破綻します。

旧ソ連は大した借金ではなかったが、外国への債 務支払いが滞ったのがきっかけで崩壊した。

ローマ帝国やソ連を上回る膨大な負債なので予測 困難ですが、尋常な終わり方ではないのは確かで しょう。