今回、長江でフェリー沈没事故が発生した 後、共産党政府はいつも通りの手慣れたやり口 を繰り出した。それはこんな風だ。

中央宣伝部が限られた中央メディア以外の各 省・市レベルの取材と報道を一律禁止/事故現 場への道に検問所を設け、乗客の家族や記者が 近づくのを禁止/現場に着いた家族はバラバラ に分けられたうえで監視され、外に出る時は尾 行が付き、家族同士が連携を取ったり、外国メ ディアと接触するのも禁止......。

ネット上で大量の「ネット水軍(編集部注: 政府寄りの書き込みをするネット要員)」

ネットボランティアが政府に疑問を呈する声を 攻撃し、あらゆるメディアの論調は共産党政府 の強調する「正能量(編集部注:プラスエネル ギー、人に活力を与え、前向きに行動させる言 葉や事象)」になった。その結果「中国人に生 まれて、これ以上の幸せはあるだろうか」

日と3晩、あのわれわれが感動した瞬間」

援最前線、中国のイケメンは全員ここにい

「子供よ泣くな、私は長江にいる。既に

る!」

母親の胸の中に帰ったのだ」......といった、

も受け入れがたいニュース記事の見出しが並ん だ。

日本にある「アジア通信社」の徐静波社長 も、マイクロブログの微博に感情的にこう書き 込んだ。
「きらびやかな夕焼けが命を照らす! (船が)水から出る瞬間、天と大地と大河は同時に輝いた!」。
当然、彼のこの書き込みは
激怒したネットユーザーによって削除に追い込 まれた。

数々の受け入れがたいメディアの記事は、温 家宝前首相が四川大地震の時に言った奇妙な言 葉を思い起こさせた。

「難多くして、邦興 る」。
この言葉はどう考えても、まともじゃな い。

毎月発生する死者数百人、いや、時に10 00人にもいたる重大な事故のおかげで中国は 強大な国家に変われるというのだろうか?