革マル派の学生部門としては、「日本マルクス 主義学生同盟・革命的マルクス主義派(マル学 同)」が組織されており、その傘下には、同派系 の「全日本学生自治会総連合(全学連)」があり ます。全学連は、定期的に全国の学生活動家を集 めて大会を開催したり、「反戦・反安保」等を掲 げて集会、デモ等の活動を行っています。 革命勢力各派は、新たな活動家や活動資金の獲 得を図るため、大学における自治会活動や学園祭 運営に介入しています。大学の自治会や学園祭を 運営する組織を掌握し、一般学生から徴収する自 治会費等を組織の資金源として流用しているもの とみられます。このため革命勢力各派は、自治会 の主導権をめぐって対立を繰り広げています。 革マル派が勢力を有する大学は、全国に多数あ ります。拠点校の一つである早稲田大学では、革 マル派が主導する早稲田祭実行委員会が、以前か らプログラムの広告収入を同派系のサークルに横 流しするなどの疑惑がもたれていました。このた め、大学当局は、学園祭の運営を健全なものとす るための改革に乗り出しましたが、早稲田祭実行 委員会が大学当局の要求に応じないため、平成9 年の早稲田祭を中止し、更に10年の早稲田祭も中 止しました。大学当局は、早稲田祭の中止決定に ついて、「早稲田祭が新しく生まれ変わるための 「痛み」である」と訴えました。 こうした状況下で、革マル派が、9年8月から 10月にかけ、早稲田大学法学部教授(早稲田祭を 担当していた当時の学生部長)宅の電話を盗聴し ていた事実が警察の捜査で判明しました。 警察では、10年5月、この事件で革マル派活動 家10人を指名手配しました。