セックスをエサに旅行費用を男に出させようと いう“ビッチハイカー”美女が出現して世界中を驚 かせた中国から、またまた仰天ニュースが…。今 度は湖北省武漢の大学で、こともあろうに学校側 が構内に売春宿をつくり男子学生には学割サービ スをしていたことが、当局の捜査で判明。これに は、さすがの中国人も驚いており、複数の中国メ ディアが10月27日以降、連日報道している。 だが専門家によると「騒いでいるのは建前。中国 では公共の施設内にこそ風俗店があるんですよ」 と指摘する。どういうことなのだろうか。

売春が発覚したのは武昌理工学院大学。同校の 学生が「キャンパス内の学生寮の隣にあるホテル で学生を対象にした売春行為が行われている」と 警察に通報した。

5階建てのホテル「広信国際大酒店」は大学が 経営しており、玄関に「足つぼマッサージ」の看 板が掲げられている。学生証を提示すると割引さ れるのだという。だが、足マッサージとは名目 で、実は売春だった。

通報した学生が足つぼマッサージを受けようと したところ、女性から「特別サービスはどう?」 と誘いがあった。女性は「通常のマッサージは8 8元(約1580円)。特別マッサージは200 元(同3600円)、特別サービスは400元 (同7200円)。学生証を提示したら10元 (同180円)割引です」と説明してきたとい う。この特別マッサージ、特別サービスが売春 だったわけだ。

大学側は公式ホームページに「大学とホテルは まったく関係ない」とコメントを掲載した。しか し、ホテルの営業許可証によると大学が経営して いることになっている。

ホテルは昨年3月に営業開始。その際の代表は 学長だ。現在は学長の妻の弟が代表になってい る。つまり、学長の一族ぐるみで売春宿を経営し ていた疑惑がある。ホテル側は「一部職員が個人 的にやっていただけ。厳重に処分します」と関与 を否定している。しかし、中国紙「京華時報」の 記者が潜入取材したところ、マッサージ女性は 「売り上げの半分をホテルの社員であるマネ ジャーに渡し、社員はその一部をホテルに渡して いる」と暴露。ホテルも関与していた可能性は濃 厚だ。

ある学生は「両親が苦労して通わせてくれた大 学のキャンパスに売春宿があるなんて」と絶句。 公安当局は詳しい事情を調べている。

中国では昨年4月、上海にある中学校横の通り で、夜な夜な営業していた売春宿6件が摘発さ れ、約30人が逮捕される事件があった。

だが、今回の事件は大学構内で学生相手に堂々 と売春が行われていたとされるだけに、地元の教 育関係者はショックを受けている。

情報誌「アジアンキングダム」(12月1日創 刊、ミリオン出版)の編集長で、中国風俗事情に 詳しいブルーレット奥岳氏はこう指摘する。

「中国でマッサージ店といえば、当たり前に裏メ ニューとして性行為もあります。このスペシャル サービスを『特服(特別服務)』と言い、どんな マッサージ店でも『有没有特服?』と聞けば、 やってもらえます。だから、大学構内にマッサー ジ店があること自体がおかしいのです。おそらく 200元は手コキで、400元が本番なのでしょ うね」と指摘する。

それにしても、大学構内とは大胆きわまりな い。奥岳氏は「表向き、中国で売春は厳禁。で も、大学という公共施設の中だからこそ、売春宿 経営をやりやすいのです。なぜなら、普段、大学 構内に公安は入ってきませんから。公安は賄賂を 要求できる売春宿などの違法行為を見つけるた め、常に道をウロウロしてますが、ちゃんとして いるはずの公共施設内には入ってこない。だか ら、チャンスと思ったのでしょうね」とみてい る。

中国では今年1月から、習近平国家主席の号令 で、国内の風俗店の徹底摘発が進んでいる。たと え地元の公安が賄賂を受け取っていたとしても、 摘発は免れなかっただろう。ましてや、公安の目 を盗んで売春宿を経営していたとすれば、通報さ れれば即アウトだ。それにしても、通報した学生 がいたということは、中国にもモラルが生まれて きたということか。