埼玉・入間市で10月15日、女子大生が刺さ れて殺害された事件が起こりました。逮捕され た男は当初、「誰でもよかった」と供述し、被 害者と面識はなかったとされていましたが、そ の後、知人に対して、「コンビニのアルバイト にかわいい子がいる」と打ち明け、被害者の女 性に好意を寄せていたとも報道されました。ま た、被害者の女性が、最近、「帰り道に誰かに 追いかけられた」などと、友人に相談していた と報じられています。

つきまとわれていると感じた場合の自 己防衛手段 つきまとい、尾行、待ち伏せといった行為 は、繰り返されると「ストーカー行為」となり ます。もし、自分がつきまとわれていると感じ た場合はどうしたらよいのでしょうか。また、 つきまとわれないように身を守る方法はあるの でしょうか。最悪の事態になる前に知っておき たい自己防衛手段について、犯罪ジャーナリス トの丸山ゴンザレス氏に聞きました。

もし、自分がつきまとわれていると感じた場 合はどうしたらよいでしょうか。

「まずは、警察へ……と言いたいところです が、確証がないこともあるでしょう。特に女性 の場合には『自意識過剰なのではないか』と自 己批判的になることも多いようです。もし客観 的に見られない時には家族や友人と話して、最 終的には警察へ届けるべきです。

もし相手に心当たりがあって、どうしてもつ きまとっている確証を得たい時には、探偵など に依頼して証拠を集めてもらう。経済的に余裕 がない場合には、友人などに頼んでみる。ほか にもスマートフォンやICレコーダーなどを駆使 して、つきまとっている証拠を集めておくこと も警察に相談する際には効果的です」

帰宅ルートを日によって変える。移動 手段を自転車にするのも有効 では、つきまとわれないように身を守る方法 はあるのでしょうか。

「つきまとわれている場合に身を守る方法と しては、単独での移動を避けることです。職場 や学校まで家族に迎えに来てもらう。彼氏や異 性の友達は相手を刺激しかねないので慎重に なったほうがいいでしょう。ただし、初期の場 合にはあえて交際相手がいることを示して諦め させるという方法もあります。また、警備会社 のなかには警護を請け負ってくれる業者もあり ますので、そちらに相談することも可能です。

経済的に難しい場合には、帰宅ルートを日に よって変えること、帰宅ルート沿いに救助を求 められる場所を確認しておくことも簡単なよう で重要です。仮にまだ住居を知られていない場 合には、こうした日々の行動の変化が相手を近 寄らせないことにもつながるからです。また、 移動手段を自転車にするのも、つきまとい回避 になります。

ただし、あくまでつきまとうのは相手の問題 のため、抜本的な解決というのは現実的には困 難です。相手の家族の協力か警察の介入などの 強制力が必要になります」