【上海・隅俊之】中国・新疆ウイグル自治 区カシュガル地区ヤルカンド県で28日朝、 刃物を持った武装集団が地元政府庁舎や派出 所を襲撃した事件で、AFP通信は亡命ウイ グル人組織のスポークスマンの話として、死 傷者が100人近くに上ったと伝えた。

人以上との情報もある。襲撃は大規模で、警 察当局は「組織的で綿密に計画された重大な テロ」と断定した。

襲撃したのはウイグル族とみられる。現地 ではイスラム教を信仰するウイグル族が多数 を占めており、ラマダン(断食月)明けの祝 祭を翌日に控えていた。

米政府系の自由アジア放送(RFA)

ると、ラマダン期間中に当局者が各家庭を回 り、女性が禁止されているスカーフを着用し ていないかチェックしていたことに反発が強 まっていたという。

また、7月8日にはスカーフの検査をめぐ り、警察官が7歳の少年を含む家族5人を射 殺する事件も起きていた。

カシュガル地区では大規模な交易会が開か れており、警戒態勢が強まっていた。中国メ ディアによると、28日早朝に現地で警察官 が爆発物を持った武装集団を発見。

容疑者らは逃走後に再び政府庁舎などを襲 撃した後、別の村などでも市民に無差別に切 りつけ、車両を壊した。RFAはネット上の 投稿情報として「300人余りが結集した」 と伝えた。

事件を受けて現地では厳戒態勢が取られて いる。ネットは遮断され、電話も通じにく い。現地のウイグル族の女性は電話取材に 「武装警察ばかりで、取り締まりを恐れて街 には誰も出ていない。道路も検問があり行き 来できない。恐怖の世界だ」

同自治区では漢族が中心の共産党支配への ウイグル族の反発から爆発事件や襲撃事件が 相次いでいる。ヤルカンド県では昨年12月 に刃物を持った9人が警察署を襲撃する事件 が発生。4月と5月には区都ウルムチで爆発 事件が起きた。習近平指導部は徹底した

テロ作戦」を進めているが、今回の事件を受 けてさらに締め付けを強めるものとみられ

2014年07月30日 22時59分