消費期限が切れた肉や床に落ちた肉を再利用してい たことが発覚した中国・上海の 食品加工会社「上海福喜食品」の現役従業員が、週 刊文春のインタビューに応じた。

この従業員は10年以上、上海福喜食品に勤務してい るベテラン。工場内の様々な 現場を見てきたという彼は、こう明かした。

「床に落ちた肉を拾うのはそもそも工場のルールな んです。機械を回しながら肉を 投入するのでどうしても床に落ちてしまう。

だから設置された青いプラスチックの容器に拾って 入れなさい、と。容器がいっぱいに なったら肉を回収し、『菌敵』という細菌殺菌薬を 200倍に薄めた溶液で洗浄する。 仕上げに度数70%のアルコールでさらに消毒し、再 利用するんです」

彼はさらに恐ろしい実態を明かした。 「2010年に上海万博が開催された時には、海外や国 内から多くの人が上海を訪れ、 ファストフード向けの鶏肉が足りなくなりました。

すると、どこからか、ものすごい異臭を放つ20トン くらいの腐った手羽先の山が工場に 運び込まれてきました。その手羽先に業務用スプ レーで菌敵の溶液を吹き付けて消毒 してから、利用しました」

「菌敵」の主成分は塩酸ドキシサイクリン。人にも 動物にも使われる抗生物質だが、 類似成分で催奇形性に関する報告があるため、妊娠 期には経口摂取はもちろん、 動物への投与作業をするのにさえ注意が必要だ。

上海福喜食品の親会社であるアメリカの食肉大手 「OSIグループ」は、上海福喜食品が 出荷した全製品の回収を決定している。

http://news.livedoor.com/article/detail/9097008/