ソウル市、臨時使用を不許可“シンクホー ル”の不安、住民に尋ねてみると…
石村湖の水位低下・道路陥没など ロッテの消極的な対処が住民の不安を煽る 「地盤が弱くなって建物が倒れたらどうす る」
不動産市場は悪影響を恐れてひた隠し 松坡区、遅ればせながら現場調査に着手
日午前11時30分、ソウル松坡区(ソンパグ) 蚕室(チャムシル)で建設中の超高層ビル、第 2ロッテワールドの工事現場周辺に労働者た ちが集まってきた。すぐそばにある石村湖(ソ クチョンホ)には小さなボートが浮かんでい た。今月14日からロッテワールドに雇われた 2人が1日~2日おきに浮遊物を除去し、緑 藻をなくす薬品処理を行なっている。石村湖 管理事務所によると、「水面が低下してい る」事実が広く知られだし、ロッテ側が自発 的に始めたものだという。湖水の水辺では、 工事が始まって以来どこかに流れ出している 湖の水を満たすために、ポンプで汲み上げた 漢江(ハンガン)の水が注がれている。水位を 4.7~4.9mに合わせるためだ。
松坡区の三田洞(サムジョンドン)に住むイム・ ドギョン氏(78)、シム・ヨンエ氏(68)夫婦は、 湖の脇の散策路で運動中だった。イム氏は石 村湖の水位低下によると思われる道路陥没(シ ンクホール)について不安げに話してくれた。 「近所の人はずいぶん心配しています。基礎 工事はロッテがきちんとやったのでしょう が、地盤が弱くなればどこでも沈下する可能 性があるじゃないですか」。妻のシムさんが 続ける。「建物が倒れたらどうしましょう。 区役所や市からは何の説明もありません」。
松坡区の新川洞(シンチョンドン)に住んで30 年になるチャン氏(65)も同じ考えだ。チャン 氏は「今年の初めから(第2ロッテワールドの) 低層部をオープンすると言っていたが、今に して思うと、ロッテはろくな準備もせずに先 走っているのではないかと思う。湖の水がど うして減るのか、きちんと調査しなければな らない」と話した。そして「ロッテが蚕室に 占める比重があまりに大きいために、区庁や 議会がロッテに自由にものを言えないのは、 この町の人なら誰でも知っている」と指摘し た。
建物が高くなるほど不安も大きくなっている が、住宅の不動産価格が下がるのを恐れ、口 をつぐんでいるようだ。松坡区パンイ洞のK 不動産に勤務するハン室長(51)は「今のとこ ろはまだ不動産投資の問い合わせが入ってく る。しかし、誰も噂について確認できないで いるから、住民としてはロッテや松坡区役 所、ソウル市の発表を信じるしかないのでは ないか」と述べた。
住民たちが抱える不安は、第2ロッテワール ドの工事現場周辺の安全問題について、ロッ テが積極的に対応しなかったために悪化した 側面が大きい。特にロッテは、石村湖の水位 低下と地盤沈下現象などが第2ロッテワール ド工事とはまったく関係ないという立場を繰 り返すばかりで、不安感を助長させてきた。
世論が悪化するとロッテと松坡区役所は遅れ ばせながら収拾に乗り出した。ロッテは地盤 沈下現象と関連して英国のエンジニアリング 会社である「アルプ」に調査を依頼した。ア ルプは調査に先立ち、7月初めに石村湖周辺の 現場調査を実施した。ロッテは韓国地盤工学 会にも調査を依頼する計画だ。
ソウル市も、先月9日にロッテが出した第2 ロッテワールドの低層部臨時使用承認申請に 対し、「不備事項を補完せよ」とロッテ側に 通報することを明らかにした。このため、 ロッテが本開業に先だってオープンしようと したブランド商品館など低層部は、当面は オープンできないことになった。ソウル市は 「(第2ロッテワールドは)昨年から今年初めま で、装備の墜落事件、配管破裂、火災など安 全関連事故が相次いで発生した。また、低層 部をオープンすれば、蚕室駅交差点の交通渋 滞が激しくなると予想される」として、補完 を要求する理由を説明した。
ハンギョレ新聞 2014.07.2408:31 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/17871.html

石村湖の水位低下・道路陥没など ロッテの消極的な対処が住民の不安を煽る 「地盤が弱くなって建物が倒れたらどうす る」
不動産市場は悪影響を恐れてひた隠し 松坡区、遅ればせながら現場調査に着手
日午前11時30分、ソウル松坡区(ソンパグ) 蚕室(チャムシル)で建設中の超高層ビル、第 2ロッテワールドの工事現場周辺に労働者た ちが集まってきた。すぐそばにある石村湖(ソ クチョンホ)には小さなボートが浮かんでい た。今月14日からロッテワールドに雇われた 2人が1日~2日おきに浮遊物を除去し、緑 藻をなくす薬品処理を行なっている。石村湖 管理事務所によると、「水面が低下してい る」事実が広く知られだし、ロッテ側が自発 的に始めたものだという。湖水の水辺では、 工事が始まって以来どこかに流れ出している 湖の水を満たすために、ポンプで汲み上げた 漢江(ハンガン)の水が注がれている。水位を 4.7~4.9mに合わせるためだ。
松坡区の三田洞(サムジョンドン)に住むイム・ ドギョン氏(78)、シム・ヨンエ氏(68)夫婦は、 湖の脇の散策路で運動中だった。イム氏は石 村湖の水位低下によると思われる道路陥没(シ ンクホール)について不安げに話してくれた。 「近所の人はずいぶん心配しています。基礎 工事はロッテがきちんとやったのでしょう が、地盤が弱くなればどこでも沈下する可能 性があるじゃないですか」。妻のシムさんが 続ける。「建物が倒れたらどうしましょう。 区役所や市からは何の説明もありません」。
松坡区の新川洞(シンチョンドン)に住んで30 年になるチャン氏(65)も同じ考えだ。チャン 氏は「今年の初めから(第2ロッテワールドの) 低層部をオープンすると言っていたが、今に して思うと、ロッテはろくな準備もせずに先 走っているのではないかと思う。湖の水がど うして減るのか、きちんと調査しなければな らない」と話した。そして「ロッテが蚕室に 占める比重があまりに大きいために、区庁や 議会がロッテに自由にものを言えないのは、 この町の人なら誰でも知っている」と指摘し た。
建物が高くなるほど不安も大きくなっている が、住宅の不動産価格が下がるのを恐れ、口 をつぐんでいるようだ。松坡区パンイ洞のK 不動産に勤務するハン室長(51)は「今のとこ ろはまだ不動産投資の問い合わせが入ってく る。しかし、誰も噂について確認できないで いるから、住民としてはロッテや松坡区役 所、ソウル市の発表を信じるしかないのでは ないか」と述べた。
住民たちが抱える不安は、第2ロッテワール ドの工事現場周辺の安全問題について、ロッ テが積極的に対応しなかったために悪化した 側面が大きい。特にロッテは、石村湖の水位 低下と地盤沈下現象などが第2ロッテワール ド工事とはまったく関係ないという立場を繰 り返すばかりで、不安感を助長させてきた。
世論が悪化するとロッテと松坡区役所は遅れ ばせながら収拾に乗り出した。ロッテは地盤 沈下現象と関連して英国のエンジニアリング 会社である「アルプ」に調査を依頼した。ア ルプは調査に先立ち、7月初めに石村湖周辺の 現場調査を実施した。ロッテは韓国地盤工学 会にも調査を依頼する計画だ。
ソウル市も、先月9日にロッテが出した第2 ロッテワールドの低層部臨時使用承認申請に 対し、「不備事項を補完せよ」とロッテ側に 通報することを明らかにした。このため、 ロッテが本開業に先だってオープンしようと したブランド商品館など低層部は、当面は オープンできないことになった。ソウル市は 「(第2ロッテワールドは)昨年から今年初めま で、装備の墜落事件、配管破裂、火災など安 全関連事故が相次いで発生した。また、低層 部をオープンすれば、蚕室駅交差点の交通渋 滞が激しくなると予想される」として、補完 を要求する理由を説明した。
ハンギョレ新聞 2014.07.2408:31 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/17871.html
