中国共産党で汚職・腐敗を取り締まる中央規 律検査委員会は17日、中国政府系の巨大複合企 業・華潤集団の宋林会長(次官級)を、重大な規 律違反・違法行為で取り調べていると発表し た。

宋会長をめぐっては国営新華社通信の発行する 経済紙「経済参考報」の首席記者・王文志氏が 自身の中国版ツイッター「微博」で実名で腐敗 を告発しており、規律検査委はこれを受けて動 いたとみられる。

王記者は15日、宋会長が愛人を囲い、「愛人が 収賄や資金洗浄の重要なルートになっているほ か、(宋氏は)国内外に多くの別荘や不動産を所 有し、海外に巨額銀行預金を持っている」と規 律検査委に告発したと公表。これに対して宋会 長は16日、「捏造(ねつぞう)し悪意を持った中 傷」と反論し、民事・刑事両面で責任追及する とした声明を出していた。

王記者は昨年7月にも、華潤集団が山西省にあ る民営企業の炭鉱などを買収する際、数十億元 (数百億円)の国有資産が流出し、この過程で宋 会長が汚職に関与したと指摘していた。

規律検査委が調査に踏み切ったことを受け、微 博では王記者への称賛と、身の安全に気をつけ るよう心配する声が相次いだ。