2月7日、ロシアのソチで開幕した第22回冬季オリンピック 競技大会。この日を首を長くして待っていた人もいるだろ う。しかし開幕前に「ソチでおよそ2000匹もの野良犬が処 分され」たとの報道が流れ、物議をかもしているのであ る。

・約2000匹もの野良犬が駆除 ソチ市の野良犬駆除にあたった害獣駆除業者「Basya Services」社は、街をクリーンなイメージに保つため、オ リンピック当局に約2000匹に及ぶ野良犬を駆除するよう雇 われたことを認めた。同社は、以前からオリンピック開催 に向けて野良犬の駆除を行っていたが、開会式のリハーサ ルに野良犬が迷いこんだことで、いっそう駆除に力を入れ だしたという。

同社の経営者アレクセイ・ソローキン氏は、野良犬が毒殺 されたのか安楽死だったのか処分の方法について詳細は述 べていない。しかし、市民から野良犬が嘔吐したり道に倒 れこんでいるとの報告があったことから、毒殺ではないか と推測されている。

・野良犬は「生きたゴミ」 昨年もソチ市当局は野良犬駆除を行うと発表したが、動物 保護団体から激しい抗議を受けたことにより計画は撤回さ れ、野良犬は保護施設に収容された。しかしCNNニュース によると、保護施設はメディア向けに仮設されたもので、 実際に野良犬を保護するためではなく駆除の隠れみのとし て利用されていたとのこと。

ソローキン氏は、「野良犬は選手や観戦者にとって危険な 存在だ。人を襲ったり競技の妨害になりかねない。実際の ところ、野良犬は生きたゴミなのさ」と心無い発言をして いる。

・ソチは氷山の一角 しかもオリンピック開催前に、野良犬の駆除を行ったのは ソチ市だけではない。2004年のアテネオリンピックでも同 様の措置が取られ、2008年の北京オリンピックでは、20万 匹もの野良猫が駆除されたとのニュースが各メディアで報 道された。

どれだけ豪華で素晴らしい開会式をしても、裏でこのよう なことが起きていたらオリンピック開催の意味はあるのだ ろうか? 2020年の東京オリンピックでは、このような問 題が起こらないことを願うばかりである。

参照元:YouTube、Mashable(英語) 執筆:Nekolas