★中国製品、家電にもスパイ機器だら け 日本は無警戒のまま
懸念が広がる中国のサイバースパイ疑 惑。同国のインターネット検索最大手 「百度(バイドゥ)」が 無償提供する日本語入力ソフト「バイ ドゥIME」を使って、パソコンに入 力された情報を国内にある 同社サーバーへ無断送信していたこと が判明したが、疑惑はこれにとどまら ない。身近な家電からも 情報が抜かれている恐れがあるという のだ。
昨年末に判明した百度のスパイ疑惑。 日本の中央省庁、大学、研究機関など 約140の機関では問題発覚後、 同ソフトの使用を禁止した。だが、時 すでに遅し。「何らかの機密情報が中 国側に流出した可能性がある 」(関係者)と指摘されている。
ソフトなどIT関連製品を介した中国 のスパイ疑惑はこれまでも度々浮上 し、昨年7月31日付の英インディ ペンデント紙によると、中国レノボ社 製PCに遠隔操作が可能になるようセ キュリティー保護を迂回(うかい) する工作が施されているとして、英国 の情報局保安部(MI5)や政府通信 本部(GCHQ)が同製品の使用を 禁止した。オーストラリア、米国、カ ナダ、ニュージーランドでも重要機密 を扱う国家機関で同製品を一掃してい る。
また、米国では同年3月、国家保安上 のリスクがあるとしてZTEやHua weiをはじめ中国政府の影響下に あると認められる企業のITシステム に関し、政府系機関に導入することを 禁止する法律を制定した。オースト ラリアもHuaweiに対し、自国の 高速通信網事業への入札参加を拒否し ている。
疑惑はIT関連製品にとどまらず、露 メディアによると昨年10月、半径2 00メートル以内にある無線LANに 侵入し、海外のサーバーにデータを送 信することができるマルウェア。これ が入ったチップが仕込まれた中国製 アイロンや電気ケトルがサンクトペテ ルブルクの税関に押収された。身近な 家電が情報収集の小道具として流通 していたことになる。
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/140121/wor14012119490023-n1.htm
中国事情に詳しいジャーナリストの富 坂聡氏は、一連の疑惑について「スパ イウェアといわれているものの目的 や、 (中国)政府の関与の有無については 不明だ。ただ、政府から情報提供を依 頼されたとしたら、中国企業である 以上は、断ることはできないだろう。 特に百度はもともと中国宣伝部の協力 を得て大成長した企業であり、両者の つながりは現在も非常に深い」と話 す。
世界でスパイ容疑がかけられたこれら の中国製品に対し、日本は無警戒のま ま。関係悪化に歯止めがかからないな か、 日本のカウンター・インテリジェンス (防諜活動)はこのままでいいのだろ うか。 (ジャーナリスト・奥窪優 木)

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