北朝鮮でアダルトビデオ(AV)を制作した り、販売するなどしたとして、金正恩第1書記の 元彼女ら十数人が2013年8月に公開銃殺刑に 処せられたが、この問題は朝鮮労働党幹部が処刑 されるまでに発展、同10月下旬に地方の幹部ら 8人が銃殺刑に処されたという。これに関連し、 韓流ドラマや猥褻(わいせつ)な映像を流通させ た住民約80人が機関銃で処刑されている。住民 らに恐怖を植え付ける手法とみられるが、

めぐっても北朝鮮の“暴走”は続いている。

敏之)

■不法映像所持なら厳重処罰

北朝鮮情報を扱う韓国のニュースサイト

リーNK」によると、8人は内閣燃油局長、南浦 (直轄)市・順天市人民保安署長などの幹部。韓 国のテレビ番組や女性の裸体が登場するCDを見 たことが発覚したとして、平壌の金日成政治大学 で銃殺されたという。

「不法映像物が収録されたCDが出てきた場 合、厳重な処罰を適用する」

北朝鮮当局は猥褻な映像物の視聴に対し、処罰 を下すとのこんな布告文を各地域に伝えたとされ る。

韓流ドラマなどを所持していると「労働教化刑 を適用する」とあるといい、女性の裸が登場する ような映像を視聴した場合も厳重処罰となるとの 内容があるとされる。

■不気味な取り締まり組織「国家保衛27局」

住民の不法な映像物の視聴を取り締まるために 検閲グループ「109常務」という組織がつくら れたとされる。

ところが、この「109常務」の取り締まりの 効果が思うほど得られなかったようで、携帯電話 の電波探知などの訓練を受けてきた技術者の「国 家保衛部27局」が中心的な活動をしているとい う。

保衛部27局は、突然、住民らの住宅を訪れ、 CDやUSBメモリーを調べ、不法映像物を捜査 しているといい、少しでも疑いがあると即刻逮捕 する。各地でUSBメモリーが発見され銃殺され たという話が広まり、住民らの間では恐怖の雰囲 気が高まっているとされる。

デイリーNKがこの情報を伝えたのは10月下 旬。ちょうど前国防副委員長の張成沢氏失脚につ ながった直属の部下2人が処刑されたころだ。そ の後、韓国メディアは張氏の話題で持ちきりに なったが、韓流ドラマやアダルトビデオの北朝鮮 内での流通はまだまだ続いているようだ。





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