アパグループが主催する 第6回「真の近現代史観」 懸賞論文の表彰式と、受賞 作を収めた著書「誇れる 国、日本VI」の出版記念パーティーを6日、東 京・元赤坂の明治記念館で開いた。十数カ国の駐 日大使や、多数の国会議員ら約1000人が集 まってくれた。

最優秀賞藤誠志賞には元国家公安委員長の松原 仁衆院議員、優秀賞の社会人部門は慶應義塾大学 の塩澤修平教授、学生部門は慶應義塾大学1年の 山本みずき氏、特別賞はフーヴァー研究所の西鋭 夫教授と、新しい歴史教科書をつくる会の杉原誠 四郎会長が選ばれた。

私は世界78カ国を回って各国の有力者と会談 し、40カ国以上の駐日大使や要人と対談してき た。結果、日本の教科書や報道が極めて偏向して いることを実感し、「歪められてきた日本の近現 代史を正していきたい」と思った。これが、20 08年に懸賞論文を始めたきっかけだ。

第1回の最優秀賞は、審査員全員が一致して、 当時の田母神俊雄航空幕僚長の論文「日本は侵略 国家であったのか」に決まった。

すると、左翼メディアが「政府見解と異なる」 「危険思想だ」などと猛烈な批判報道を始めた。 私にも警察から「殺害予告が入ったので警護した い」と言ってきた。左翼メディアは論文の断片を 取り上げて問題視し、それに煽られて世論も否定 的になり、田母神氏は空幕長を更迭された。

その後、田母神氏が国会の証人喚問に呼び出さ れたため、私は当日朝の産経新聞に意見広告とし て論文全文を掲載した。すると、全国から「田母 神氏は正しい」「報道が間違っている」という電 話やFAXが嵐のように殺到した。私は国会に向 かう田母神氏に状況を伝えて、「気合入れて、ラ ストサムライでいってほしい」と送り出した。

田母神氏は堂々と喚問を乗り切り、現在は多く の著書がベストセラーとなる高い評価を得てい る。

左翼メディアによる異常報道は、1960年、 70年の安保反対騒動や、92年のPKO(国連 平和維持活動)法案審議、オスプレイの配備時に もあった。最近の、特定秘密保護法をめぐる報道 もひどかった。国民の大半は条文も読んでいない のに、左翼メディアに煽られて批判的イメージを 持った。

だが、歴史を振り返れば、左翼メディアのこう した指摘はいずれも的外れだった。私は、彼らの 真の目的が「日本が真っ当な国になるのを阻止 し、中国や韓国の属国にしたい」のではと思って しまう。逆説的だが、左翼メディアが過剰に反対 することを断行すれば、日本は素晴らしい国にな るのではないか。

安倍晋三首相が昨年12月に就任し、日本は大 きく変わった。株価が2倍近く上昇し、2020 年東京五輪を引き寄せ、景気回復の足音が聞こえ てきただけではない。日本人が正しい歴史認識を 持ち、「民族の歴史に誇りと自信の持てる国」へ と歩み出している。

これからも、米国や中国、韓国は左翼メディア を使って「反原発」「反基地」「護憲」など、日 本が真っ当な独立国家となることを阻止してく る。私は言論活動を通じて、戦後、GHQ(連合 国軍総司令部)の謀略によって歪められてきた日 本人の意識を打ち破る「砕氷船」の役割を果た し、日本の戦略的勝利を目指していくつもりだ。

■元谷外志雄(もとや・としお) 石川県小松 市生まれ。信用金庫勤務後、27歳で注文住宅会 社を創業し、その後、ホテルやマンション、都市 開発事業などを手がけるアパグループを一代で築 き上げる。同グループ代表。国内外の多くの要人 と交友関係があり、政治や経済、軍事に関する知 識も豊富で、社会時評エッセーも執筆する。著書 に「誇れる祖国『日本』」(幻冬舎)、「報道さ れない近現代史」(産経新聞出版)など。





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