[北京

共産党トップの座に就いて約1年。同国指導 部周辺からは強制労働制度の廃止に向けた動 きが阻止されるなど、習氏の権力基盤固めは 十分に進んでいないとの声が聞かれる。

副首相を解任され、文化大革命(1966─ 76年)

習氏は、当局による恣意的な拘束のために強 制労働収容所を利用することに強く反対して きた。

1990年代から習氏を知る関係者はロイ ターに対し、

悪感を抱いてた」

よると、習氏は党中央政法委員会の孟建柱書 記が提案した強制労働制度廃止を許可したも のの、党の保守派から妨害されたという。

国家主席、党総書記、中央軍事委員会主席の 3大ポストに就いた習氏だが、自らの決定を 押し通せない事例は他にもあり、党や政府関 係者の少なくとも6人が、習氏の権力が見か けほど強まっていないとの見方を示した。

直近の前任者2人の江沢民、胡錦濤両氏は、 自らが昇進させた側近らを通して強い影響力 を振るっており、党内の強力な派閥も同様に 影響力を行使している。

関係者によると、習氏が中央軍事委副主席に 推した張又侠氏は江・胡両氏に拒否され、結 局両氏が支持する2人が選出された。また、 習氏は党中央政策研究室の主任人事でも、同 氏の支持者を昇進させることに失敗したとい う。

「江・胡両氏には拒否権がある。

な政治・経済の政策決定の場で、それを行使 していると話す人もいる」

にかかわった当局者はこう説明する。

政治・社会的な改革を妨害される一方で、習 氏はこの数カ月で、注目に値する経済改革を 行ってきた。省庁や国営銀行の反対を受けな がらも、金利政策や銀行システムの改革を進 めたほか、上海には自由貿易区を開設した。 続く...



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