中国が高速鉄道の輸出を働きかけているタイと の間で、契約にこぎつけた場合、 車両代金など一部をコメや天然ゴムなどタイ産品 との“物々交換”で決済する方向で調整しているこ とが、 関係者の話で4日明らかになった。農産物の輸出 を増やしたいタイの思惑に、 中国が“経済外交カード”を切った格好だ。ただ、 中国の高速鉄道は日本企業が 「中国国内限定」で供与した新幹線技術をベース に造られており、輸出は契約違反にあたる疑いが ある。 タイはバンコクと北部のチェンマイなどを結ぶ 4路線で、海外の技術を導入して高速鉄道を整備 する計画で、 早ければ来年にも国際入札を行う。日本や独仏勢 も関心を示している。 李克強首相は10月のタイ訪問時に、路線の総 延長が9月に1万キロを突破した中国の高速鉄道 をアピールした。 関係者によると、李首相の訪問後、訪中したタ イ政府高官が北京や上海などで高速鉄道を視察。 その際に高速鉄道の輸出契約が成立した場合、中 国はタイ産のコメを年100万トン、天然ゴムを 同20万トン輸入し、 車両代金の一部などとして相殺することを提案 し、合意を得たという。 国際入札時に中国がタイに示す決済条件のひとつ になりそうだ。 中国はタイのほか、マレーシアやオーストラリ アなど向けにも高速鉄道の輸出を打診している。 輸出にあたって中国はODA(政府開発援助)な ど制度金融を相手国に提示するが、加えて農産物 や資源の輸入も新たなカードとして切る。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/131105/chn13110508240000-n1.htm


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