フォーブス誌が30日、2013年「世界で最も影響力のある人
物」のランキングを発表した。ロシアのプーチン大統領が1位に
選出され、昨年首位だったオバマ米大統領は2位に転落した。
選考理由について同誌は「プーチン氏はロシア国内の統治を
強めている。一方オバマ氏は2期目の大統領として、通常より早
くレームダック(死に体)の時期に突入したようにみえる」
「国際舞台でプーチン氏に力が移ったのは明らか」と説明して
いる。
3位は中国の習近平国家主席、4位はローマ・カトリック教会
のフランシスコ法王、5位はドイツのアンゲラ・メルケル首相と
続いた。
同誌は2009年より毎年恒例で、世界の首脳、投資家、慈善
家、企業家のうち最も影響力のある人物を、世界人口1億人に対
し1人の割合で選出している。今年は72人がリスト入りした。
【プーチン氏1位の理由は、シリアとNSA漏洩をめぐる対局】
今回で5回目となる同ランキングで、プーチン氏が1位となっ
たのは初めて。2010年に中国の胡錦濤前国家主席に1位を奪わ
れたものの、それ以外の年はオバマ氏が1位をキープ。この間、
プーチン氏は2~4位で上下していた。
フォーブス誌はプーチン氏1位の理由として、今年ロシアが米
国家安全保障局(NSA)の内部告発者、スノーデン容疑者の一
時亡命を認めたこと。また、シリア政府と化学兵器破棄計画を
とりまとめ、米国の攻撃を回避させたことを挙げている。
一方、2012年にフォーリン・ポリシー誌が発表した「世界で
最も影響力のある政治家ランキング」でもプーチン氏はトップ
だったとロシアのニュース専門局RTは報じた。
【4位のフランシスコ法王ほか、2013年に初ランクインした人
たち】
トップ3を占めた首脳らに続き、4位にフランシスコ法王が初
ランクインした。フォーブス誌は「12億のカトリック教徒、ま
たは世界人口の6分の1の宗教指導者であること」を理由として
いる。
他の新顔としては、41位にサムスンの李健煕会長、49位に
フォルクスワーゲンのマルティン・ウィンターコルン会長、52
位に韓国の朴槿恵大統領、56位にIBMのバージニア・ロメッ
ティ会長、72位に次期米FRB議長のジャネット・イエレン氏が
選出された。
一方、初年度の2009年にトップ10入りした人々が、今回もラ
ンクインしている。オバマ氏とプーチン氏のほか、6位にビル・
ゲイツ氏、7位にバーナンキ米FRB議長、8位にサウジアラビア
のアブドラ国王、10位にウォルマートのマイケル・デューク
CEO、12位に大富豪のカルロス・スリム・ヘル氏、17位にグー
グルの共同創始者であるセルゲイ・ブリン氏とラリー・ペイジ
氏、33位にメディア王のルバート・マードック氏が選ばれた。
【日本人は、日銀の黒田総裁など4名がランクイン 安倍首相は
過去の鳩山・菅氏より下位】
日本人トップは、日銀の黒田総裁で39位。他、トヨタ自動車
の豊田章男社長が44位、ソフトバンクの孫正義社長が45位、安
倍晋三首相は57位だった。
過去の日本首相の順位は、鳩山由紀夫元首相が2009年に35
位、菅直人元首相は2010年に27位に入ったものの、2011年はラ
ンク外となった。また、野田佳彦元首相が2012年に60位に選ば
れていた。
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