物質を構成する素粒子に質量を与えたとされる 未知の粒子「ヒッグス粒子」の発見が、東京大や 高エネルギー加速器研究機構などの国際チームの 実験で確定したそうだ。

実験に使われた大型加速器「LHC」を持つ欧 州合同原子核研究所(スイス)は昨年7月、 「99.9999%以上の確率で、ヒッグス粒子と考えら れる新粒子を見つけた」と発表した。だが、さら に実験を進めて確度を高める必要があった。

チームは、ヒッグス粒子が崩壊して別の素粒子 に変わるパターンなどを調べ、質量が陽子(水素 の原子核)の約134倍にあたる125.5ギガ電子ボル トと判定した。素粒子の自転を表す量「スピン」 も理論通り「ゼロ」と確認した。これらの結果か ら「学術的に発見が確定した」と結論付けた。

無限に広がる宇宙になぜ銀河や星があり、我々 が存在するのか。その謎を解く鍵が素粒子のヒッ グス粒子だ。万物に質量を与え、多彩な世界を創 造し「神の粒子」と呼ばれる素粒子の発見は、現 代物理学の根幹をなす「標準理論」というパズル に残された最後のピースを埋める理論の完成を意 味する。

ヒッグス粒子が存在しているというアイデアの 源泉は、ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎 博士が1960年代に提唱した理論にある。だが、素 粒子は重いほど検出が難しく、ヒッグス粒子の発 見には半世紀もの歳月を要した。

国際チームの浅井祥仁・東京大教授は「宇宙に ある暗黒物質の正体など、説明できない問題がま だ山積している。標準理論を超える新しい物理学 が重要だ」と指摘。今回の発見で、素粒子物理学 は新たな段階に突入した。

■ヒッグス粒子とは ピーター・ヒッグス博士が1964年に存在を提唱 した素粒子。宇宙誕生の大爆発(ビッグバン) から100億分の1秒後、光速で飛び回る他の 素粒子にまとわりつき、動きづらくすることで 質量を生んだと考えられている。標準理論で存 在が予想された17種類の素粒子の中で唯一未発 見だった。

ピーター・ヒッグス博士

ヒッグス粒子の存在を提唱した英国のピー ター・ヒッグス博士(84)らは今月8日発表のノー ベル物理学賞の最有力候補とされ、授賞の後押し となりそうだ。

via:mainichi・wikitree

ヒッグス粒子を簡単に説明(小学生用)

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