ケニアの首都、ナイロビにあるショッピング モール「ウエストゲート」で、今月21日朝、テロ リストによる襲撃事件が発生した。十数人の武装 集団が銃を乱射、多くの犠牲者をだした。武装集 団は多くの人質を取り、建物内に立てこもってい た。

そんな中、人質となっていた4歳の英国人少年 が、テロリストに向かって"おまえは悪い奴だ、俺 たちをここから出せ。”と抗議。緊張した空気が流 れる中、テロリストはその少年にチョコレート バーを渡し、家族と共に開放したという。

無事生還を果たした少年の伯父、アレックス・ クーツがイギリス紙のインタビューに応じた。彼 の母親が大腿部を撃たれたことに気づいた幼いエ リオット・プライアは、銃を持ったその男に対 し、"あんたは悪い奴だ。僕たちをここから出 せ!"と叫んだそうだ。

驚くべきことに、そのテロリストの1人は、エリ オットと6歳の姉、アメリにMARSのチョコレート バーを渡した。そしてこの兄弟と母親の3人を、 ショッピングモールから立ち去ることを許したと いう。

建物内から出ることを許されたエリオットとアメ リエリオットの母親である35歳のアンバーは ショッピングモールを脱出して安全な場所にたど り着くまでに、自分の子供に加えさらに2人の子供 達を連れていくことができたという。そのうちの 一人は母親が殺され、怪我を負った12歳の少年 だった。

テロリストグループは逃げる親子らを呼び止 め、"ジハードを行う我々が命を奪うのは英国人で はなく、ケニア人とアメリカ人だけなのだ"と、母 親のアンバーさんに改宗を嘆願したうえに、"どう か許してください。我々はモンスターではない。 "と許しを請うたという。

サン紙のインタビューの中で、伯父のアレック ス・クーツは、"エリオットがテロリストに”悪い 奴”とまで言い放ち、勇敢に立ち向かったことで、 事態は良い方向に傾いたようです。テロリスト達 はその後、「モール内にいる子供達は逃げて良 い」と言ったそうです。それを聞いたアンバーは 決心して立ち上がり逃げることにしたようです。"

エリオットとアメリがモールの外に立っている印 象的な写真は、世界中で報道された。

その写真の中のエリオットは"I love New York(アイラブニューヨーク)"と書かれたグリー ンのTシャツを着ていた。、怯えた様子でキャン ディバーを両手に1本ずつ握りしめており、アメリ は彼女の足元に横たわる死体のせいで精神的な ショックを受けているようだ。

エリオットの話は、少なくとも62人が死亡し 100人以上が負傷したこの悲惨なテロ事件が起きた 3日後、ちょうどケニア政府が武力鎮圧を目前に控 えていた頃に世間に広まっていった。少年の勇気 ある正直な言葉が、テロリストの中に眠っていた ひとかけらの良心を呼び覚ましたのかもしれな い。

via:independent・原文翻訳:R



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