「辺疆」を現代戦争の戦略として進化させたものが「戦略的辺疆論」です。

これは1987年、三略研究院高級顧問の少将・徐光裕が中国軍機関誌に発表したものです。

「戦略的辺疆論」に基づいて、陸ではなく海に展開したのが下記の「海軍発展戦略」です。

【第一段階】2000~10年:「第一列島線」(鹿児島~沖縄~尖閣諸島~台湾~フィリピン~ボルネオを結ぶ線)の内部の制海権確保。つまり「南シナ海、東シナ海」を支配する。

【第二段階】2010~20年:「第二列島線」(伊豆諸島~小笠原諸島~グアム・サイパン~パプアニューギニアを結ぶ線)の内部の制海権確保。つまり「西太平洋」を支配する。

【第三段階】2020~40年:太平洋、インド洋で米軍と制海権を競う。つまり、南シナ海、東シナ海、そして西太平洋を段階的に「中国の海」にしていく戦略です。

現在、【第二段階】の西太平洋の支配の段階に入っています。

中国は2008年より、西太平洋上の沖ノ鳥島周辺海域で海軍の軍演習を行いましたが、その回数は年々増え、中国は今後、同海域での軍事演習を定例化すると発表しています。

こうして中国は、日本を含めた西太平洋を新たな「辺疆」にしようとしているのです。

こうした戦略を実現するために、数年内に西太平洋で中国空母艦隊の軍事演習が行われることは間違いありません。

これまで中国海軍の西太平洋進出は空母艦隊の陣形を取っていることから容易に予測できます。




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