その意味で、この6年間の政府の「いじめ対策」は無策であったと言うほかはありません。

政府は、私たちの活動にいじめ問題の解決を委ねるだけで、本当に有効な対策を打てていなかったと言えます。

私たち「いじめから子供を守ろうネットワーク」は、この七年間で、5千件以上ものいじめ問題に取り組み、その大半を解決して参りました。

しかし、私たちが解決していくには、あまりにもいじめの件数が多すぎるのです。残念ではありますが、私たちはある意味でまだまだ無力です。

なぜなら、民間の立場では、教育現場で、いじめを解決するだけの権限がないからです。

この七年間の活動で痛烈に感じることは、「教育システムそのものにメスを入れなければならない」ということです。

今国会では「いじめ防止対策推進法」が成立しましたが、同法には、私たちが提言して来た学校による「いじめの隠蔽」に対する処罰規定がないため、ますます「いじめの隠蔽」が進む可能性すらあります。

今こそ、いじめ問題の実態と、その根底にある「学校の閉鎖性」の問題点を知り尽くした政治家の輩出が必要であると考えます。(明日に続く)

(文責・一般財団法人「いじめから子供を守ろうネットワーク」代表 いざわ一明)



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