ご近所の数少ない親しいお宅のお姉さんのお話です。

お姉さんの一族の方は、とても霊感が強い様で、色々なものがお見えになります。
生き神様の様になっていて、信者さんが沢山いらっしゃる従姉妹さんもいらっしゃいます。

私よりも一回り以上も、年上の方に失礼な言い方になりますが、とても気が合うので、居心地が良くて、よくお宅に上がり込んで、話し込んでいて、私が帰宅しない事も、しばしばです。
私にとっては、パワースポットみたいなお宅です。

お姉さん、私が体調が悪い時は、直ぐに解ります。
不思議なくらい、私の痛い場所、辛い所が解られます。
『右肩から首にかけて、物凄い痛いなぁ』
可哀想に。。。とさすって下さったり、『あまり眠れてないなぁ』と、顔や頭を触って下さったり。
不思議なくらい、軽減します。

私の亡くなった祖母が心配して出て来ている。とか、色々な事が解る人です。

私の父は、どちらかと言うと、そういった話が苦手な人で、とても嫌がります。
母は、昔から、霊感が強くて、人に見えないものが見えたり、人の生き死にが解ったりするので、母がその手の話をすると、父は、気持ち悪いから、止めてくれ。と怒るくらい、嫌がります。
父は、見えた事が無いし、とても苦手みたいです。

それが昨年の12月に、私の亡くなった祖母が出て来る様になって、父が見えるんだ。と言う様になりました。
父と母が祖母が出て来ている。
私が連れて行かれてしまうんじゃないかと、とても心配していました。
私は、必ず年末年始には、墓参りに行くのですが、連れて行かれたらあかんから、墓参りにも、行かないでくれ。と連絡がありました。
祖母は、私の事をとても愛してくれていました。
亡くなる前には、それは少し異常なまでの執着があったので、父と母が連れて行かれるかも知れないと思ったのかも知れません。

私は、そうは思いませんでした。
総合病院の外科の婦長までした祖母は、聡明で、とても立派な人でした。
私が両親に命がけの手術になるのを告知していなかったし、祖母が心配で心配で、父母に力になってやって欲しいと出て来たのだと思いました。

お姉さんも、私の祖父母が心配して、出て来ていると仰っていました。
おじぃさん、お酒お好きだったでしょう。
お供えしてあげてね。
おばぁさん、かやくご飯がお好きだったでしょう。
お供えしてあげてね。
と仰って下さいました。

祖母は、とても立派な人でしたが、亡くなる前は、長患いで、96歳まで生きたので、身体も不自由で、少し認知症もあり、大変でした。
祖父母が檀家だったお寺さんのお亡くなりになられたご住職が私に仰った話ですが、良い人程、周りが悲しまない様に、悔いを残させない様に、少し嫌な人になって、死んで行くんや。と仰いました。
本当にそうかも知れないと思いました。
私自身、おばぁちゃん子で、素敵なおばぁちゃんのままで亡くなられたら、精神的に滅入っていたと思います。
死を受け入れる事が出来ず、耐えられなかったかも知れません。
長患いで、介護も大変でしたし、何より不自由で、祖母自身も苦しんでいたので、亡くなった時は、本当に罰当たりで、自分の事が嫌になりますが、ホッとする気持ちが勝ちました。

私が生死に関わる時、出て来るのは、心配してくれて、守ってくれているのだと思っています。

お姉さんのお宅には、よくお宅に上がり込んで、お邪魔していますが、お姉さんは、我が家に入った事がありません。
主人や子供も居るので、遠慮させるのでしょう。
お姉さんは、現在、お一人なので、いつも、私がお邪魔させて頂いています。

我が家に入った事がないのに、間取りや神棚や鏡の位置など、色々な事がお判りになられます。

お恥ずかしい話ですが、私も、抗がん剤の副作用がキツくて、家事が疎かになっていて、気にはなっているけど、なかなか片付けられずにいる場所を、私の主人に掃除して、片付けてあげなさい。と言って下さいます。

シンクの下の部分が不浄になっているから、片付けて、掃除しなさい。
色々と助言して下さいます。

昔から言われている事ですが、ご先祖の御供養、お墓参りなど、ちゃんとしなさいと言われます。
後、神棚もあるけど、罰当たりな事に放置していて、何もした事がありませんでした。
そういった事をひとつひとつ丁寧に、ちゃんとする様に教えて下さいます。

私も、大切な事だと思う様になり、ご先祖の供養と神棚だけは、ちゃんとする様になりました。
神棚は、毎朝、手を合わせるだけで、実際、掃除をしたり、お供えのお世話をしているのは、主人ですが、三日坊主で、長続きしない主人も、神棚のお世話だけは、ちゃんとしています。