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ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない (マイナビ新書)/マイナビ






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本書が発売された時にいろいろな書評ブログで
取り上げられていましたし、ビジネス書を読む
自分としては気になるタイトルでしたので、
図書館で予約し、借りました。
本当にビジネス書好きはデキる人になれないのか?
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#1:ゼロ年代のビジネス書幻想
#2:ビジネス書の掟と罠
#3:「ビジネス書」というビジネス
#4:ビジネス書に振り回される人々
#5:“そこそこ”賢いビジネス書とのつき合い方
#6:ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない
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●現在、ビジネス書界で広く流布されているアメリカ発祥の自己啓発は
キリスト教の世界観に多分に影響されています。そもそも自己を啓発
するという取り組み自体が、人の精神性や人生観、道徳観などと
密接に繋がっている側面が強く、見方によっては宗教的な営みと
隣り合わせ、もしくはそのものであると捉えられるかもしれません。
●「このタイトルで、この内容はありえない」といった論調で著者を
責めるようなブログ書評やレビューを見かけることがありますが、
実は、著者の関知しえないところでタイトルがつけられたり、
大人の事情でねじ曲げられたりしているケースもあるのです。
●多かれ少なかれ、「茫漠とした危機感」のような意識に苛まれて
ビジネス書に手を出し、止めるに止められない人は多いかもしれない。
●自己啓発書や成功本は往々にして、「自分が変わる!」「成功者になれる」
といった暗示的な高揚感を醸成し、ある種の万能感やナルシズムを
読み手に植えつけます。
●ビジネス書作家になりたい、とひそかに目論んでいる会社員の方
少なくないようですが、そういう方は作家の主催する講座に足しげく通い、
読書会や交流会に参加して、ビジネス書の著者や編集者と顔見知りに
なり、積極的にアピールするのはいいけど、本業は大丈夫なのでしょうか?
●人間、そんなに器用ではありません。いくらでも失敗します。
ビジネス書にすがって「成功」「正解」を求めてばかりいても、
何も解決しないと思うのです。失敗や、ままならない事柄に
直面したとき、試行錯誤する手間や痛みをいとわないこと。
失敗から学んで、しっかりと自分の足元を確認しながら
自分なりの経験則を積み上げていくこと。
●ビジネス書に縛られ、ビジネス書しか視野に入らない、ある種の視野狭窄。
どんな目的を持ち、どんな読み方をしても自由ですが、自分に合わない
読み方、読書自体を楽しめない読み方だけは、絶対にしてほしくない。
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いかがでしたか?
いろいろ考えさせられた作品でした。
僕自身もビジネス書好きを豪語していますが、
たくさん読んでいて、「成功しているの?」って
尋ねられると疑問符が付きます。
ただ、「成功」ってなんぞや?ということを考えると
本(おもにビジネス書)を読む前よりは「成長」は
していると実感しています。
本書でも書かれていますが、自己啓発書や成功本に
書かれていることはだいたい同じようなことが書かれています。
それは承知で、僕は読み続けていますし、著者によって、
同じ内容でも伝え方が違いますし、その時の自分の心境で
響く部分も違いますので、そういったことも楽しんでこれからも
読んでいこうと思います。
本書ではいろいろなジャンルの本を読むべきと主張されています。
これに関しても来年には小説やエッセイ・絵本・随筆なんかも
取り入れたいと考えています。
自己啓発系の本を読むなら、「7つの習慣」「思考は実現化実現化する」
この2冊を繰り返し読んでいれば十分とのことです。
これは、正解だと思います。
しかし、分厚い本なので、尻込みすると思うので、
これらの2冊に影響を受けている軽いビジネス書を
読むのも僕は有効だと感じています。
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★ ビジネス書に溺れないために
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ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない (マイナビ新書)/マイナビ

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