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ひたむきな人のお店を助ける 魔法のノート/眞喜屋実行
- ¥1,365 Amazon.co.jp
(4点/5点中)
≪この本を読むきっかけ
≫
著者の眞喜屋実行さんに献本していただきました。
ひたむきな人って言葉が最近聞かなくなったかなぁって
思いながら読んでみました。
≪あらすじ・気になった箇所
≫
この本は物語風になっているため、物語自体には - あまりふれすに、各章の終わりに著者が補足説明を
書かれていますので、そこから気になったことは抜粋します。
あらすじとしては、「ロダン」という地鶏の炭火焼がおすすめの居酒屋が
舞台で、そこの店主が倒れてしまい、店を手伝っていたアルバイトの
山田一歩(女性・21歳)が突然、店長を代理し、あまり流行ってない
店を少しずつ、紆余曲折しながら繁盛させていくという感じです。 - どうやって、繁盛させていくのかというと、もちろん回りのスタッフの助けも
あるのですが、同じようなお店をしていた一歩の父が生前に残していた
ノート(この本のタイトルでもある魔法のノート)を基にどうすれば
繁盛するのか考えていくストーリーです。
プロローグ:窓の外は、雪
第1章:スケノジバリではじめまして
第2章:ブーメランとヨーヨー
第3章:ともだちんこ
第4章:To be continued
第5章:toy ever
第6章:小さなピースサイン
第7章:子づれ・犬づれ・股ずれ
第8章:ごういんなドリブル - エピローグ:最後のことば
どうですか?
目次みるだけで「?」がたくさん出てきませんか?
たとえば、1章の「スケノジバリ」はご存知サロンパスのCMからです。
3章は「おぼっちゃまくん」だったりします。他の章も懐かしい人や - ダジャレが混じっていたりといろいろな仕掛けがあります。
- 著者は僕と同年代ですので、すごく楽しめました。
●足を踏み出した人のところにしかゴールは訪れない。
●「習慣」を扱ったビジネスは強い。
●ビジネスで何か「体験したいもの」を作り出せば、ヒットにつながる可能性がある。
●お客がワクワクするには、あえて手の内をさらけださないこともサービスになる。
●あなたの仕事でも、何か物語をカタチにして人々の記憶に訴えかける。
●嗅覚や聴覚は無意識に刷り込まれるので、過去の記憶と結びつきやすい。
仕事の中でも、においや音に気を遣ってみてはどうか。
●何事にもバランスが大事。「ポジティブシンキング」を勘違いすると
ネガティブな要素を見なくなる。
ポジティブシンキングだとお客が来なくても「何とかなる」
「そのうち、うまくいく」と問題を放置してしまう。
●物事が劇的に変わるときというのは「ものの見方が変わる時」です。
何か変化を起こそうという時、「本当にそれでいいの?」と自分の
「ものの見方」から疑ってみてはどうでしょうか?
そこから何か新しい可能性が生まれるかもしれません。
≪感想
≫
物語の中で主人公の「一歩」が試行錯誤しながら、 - 店を立て直そうとする姿がタイトルどおり「ひたむき」です。
- 父が残した魔法のノートですが、章のタイトルがそのまま
ノートに書かれている内容になります。
なので、ノートを開くと「ともだちんこ」と書かれているわけで、
その言葉をヒントに主人公がひらめいていくストーリーです。
話自体は面白く、ドラマや映画化してもいいのではないかという気もします。
ただ、ひとつだけ、僕が読み進める中で、気になったのは
困った時は目を閉じて、魔法のノートを開けるように父が手紙で
指示しているわけですが(父は亡くなっています)、困っていて開いたページに
「ブーメランとヨーヨー」とだけ書いてあれば、「?」と主人公もなるところまでは
共感なのですが、僕なら、絶対他のページもめくりますし、
店をなんとかしたいと、困っていればすべてに目を通すだろうと思いました。
「なぜ、他のページを見ないのか?」
- 物語上、この点が、どうしても違和感を覚えました。
たとえば、
・誰かのところに相談に行って、行くたびに1つヒントがもらえるとか、
(「営業の魔法」風)
・定期的に手紙が届いて、そこに1つヒントが書いているとか、
(「手紙屋」風)
・ぶっとんだ、「夢をかなえるゾウ」風 - 以上のような設定だと、よりすんなり物語に入っていけたと思います。
ちょっとひねくれた読み方でしょうかね(^_^;)
- ただ、サービス業をされている方にはいろいろな気づきがある本ですし、
とても読みやすい、さわやかな本でした。
著者の眞喜屋実行さん、ありがとうございました。
販促ネタとして、著者のブログは参考になると思います。 - ブログは→こちら
最後までお読み下さり、ありがとうございますm(__)m

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