【読書179】:部下には数字で指示を出せ 儲ける課長の会計力 | 読書で人生武者修行(改)

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部下には数字で指示を出せ 儲ける課長の会計力/望月 実
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満月満月満月満月新月(4点/5点中)


自転車この本を読むきっかけ自転車

著者の望月さんのホームページで
「本の紹介をして頂ける方」という感じの募集があり、
応募して、献本していただくことになりました。
数字を使って、分析や根拠を述べられる人間になりたいと思い、
読んでみました。


ロケット気になった箇所の抜粋ロケット

第1章:「値引きはどこまでしてよいか」がわかる売上と利益の関係
●値引きをすると、商品の販売量は増やすことができるが、利益が減ってしまう
 危険性がある。原価率80%の商品で10%の値引きをした場合は販売数を
 2倍以上にしなければ値下げ前よりも利益は減ってしまう。
●オプションの価格を高めに設定すると値引率が大きく見える。
●開発費の回収が終わると、販売価格を下げても利益が出る。

第2章:資金繰りで困らない運転資金の計算法
●運転資金の公式
 運転資金=売上債権+商品-支払債務
●運転資金が増えるデメリット
 ①支払利息などの資金調達コストが増える。
 ②財務内容が悪化することにより倒産リスクが高まる。
●運転資金を減少させる方法
 ①売上債権を減らす②在庫を削減する③支払サイトを延長する

第3章:会社の実情をつかむキャッシュフロー計算書の読み方
●経営が悪化し始めると、必要な資金を外部から調達しなければならないため、
 財務活動によるキャッシュ・フローがプラスとなる。しかしながら、経営が本当に
 悪化してしまった場合は銀行などが貸したお金を回収に入る為、財務活動による
 キャッシュ・フローはマイナスとなる。

第4章:どんなときでも儲けるための「コスト」の基本
●企業のコストは、売上や生産量に比例して動く「変動費」と、
 売上に関係なく一定額発生する「固定費」がある。
●固定費を削減する時には大きな損失がでるため、大規模なリストラにより
 多額の特別損失を計上した企業は、特別損失を計上した翌期に
 V字回復となりやすい。

第5章:予算がわかれば“会社”が見える
●予算は、利益からスタートして売上の金額を計算するというプロセスを
 たどるため、損益計算書を下から作成していく。
●営業部門が稼ぐべき利益を計算する時は間接部門のコストを含める必要がある。
●目標とする利益を上げる売上高を計算する時は、限界利益で固定費と目標とする
 利益を回収する、と考えて計算する。

第6章:予算を達成するための数字の見方・使い方
●売上と売上原価は、変動的な性質を持つ為、予算と実績の分析だけでなく、
 売上と売上原価の数字を一度に分析することによって、利益に対する影響を
 分析することが大切である。
●目に見えるコストの削減だけでなく、どうやったら販売価格を上げることが
 できるかという「収益を増やす方法」を考えることも大切である。
●問題は、数字の中にあるのではなく、現実世界の中にある。

第7章:勝ち組企業に学ぶ利益を増やす発想法
●集客数を増やす為には、広告媒体ごとの反応率、広告文章の反応率を
 計測することによって微調整していくことが大切です。
●購入率を上げる為には、商談の回数を計測したり、お客様の声を
 ホームページに掲載するなどの方法がある。
●コストを削減する時には、数字だけを見るのではなく、その背景となった
 ビジネスモデルを考慮しながら自社の戦略に合わせて行う。

第8章:予算よりプロセスを管理する未来の管理会計
●脱予算経営
 ①「利益」という最終目標ではなく、組織の戦略目標を達成するための
  中間的な目標である「KPI」で管理する。
 ②事前に決めた目標達成率ではなく、マーケットと連動した事後的な
  数字で個人の業績評価を行う。
 ③現場で判断することができる自由度の高い組織を作り出す。

 ※KPI=Key Performance Indicator : 重要業績指標


走る人感想走る人

今回の記事、長いかもしれませんが、以前なら2回に分けてました。
それを1回分に「ギュッと」凝縮しましたので、これでも半分も伝えられていません。
僕は会計などは素人ですので、この本でも少しわからない部分もありました。
会計に精通している方には初歩すぎるのかもしれませんので、
会計に興味を持ち始めたとか、会計の仕事などをやり始めた方には
どストライクな本かもしれません。
難しい内容を優しく伝えようとしているのは、読んでいて伝わってきます。
任天堂やユニクロ、NOVAなどの企業を例に会計を説明していますので、
会計の入門書としてはいい書籍だと感じました。

他にも会計関連の著書をたくさん出版されています。

僕も以前には「会計のトリセツ」という本も読んだことがあります。

著者 望月さんのホームページは→こちら

望月実さん、このたびはありがとうございましたごめん

最後までお読み下さり、ありがとうございますm(__)m



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