【読書176】:憲法がしゃべった。 | 読書で人生武者修行(改)

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自転車この本を読むきっかけ自転車

このブログで見たからという記憶が完全にないのですが、
どちらかで見て、アマゾンのレビューも良かったので、
図書館で予約してみました。

自分は憲法だと名乗る人間の体に顔の部分が雲のような
キャラクターが小学6年という設定のシマ男(シマウマ)に
語りかけるような形で、憲法の成り立ちや偏見などを
優しく説明していきます。


ロケット付箋箇所の抜粋ロケット
※「僕」とは「憲法」の事です。

第1章:けんぽうって、なんだろう?
●僕のフルネームは「日本国憲法」
●僕は「口語」で書かれています。僕が出来るまでは法律や憲法は「文語」だった。
 口語:天皇は、日本国の象徴であり~(第1条)
 文語:天皇ハ陸海空ヲ統帥ス
●僕がこうやって口語で書かれてからそれまで、漢字とカタカナだった
 法律や裁判所の判決文も「口語」になった。

第2章:けんぽうの正体
●僕の正体は「国の基本的なルール」
●イギリスは憲法はあるけど、憲法というカタチのものはない。
 これを「不文憲法」これに対して僕のように憲法というカタチがある
 憲法のことを「成文憲法」という。

第3章:けんぽうが存在する1番の意味って、なんだろう?
●僕は君たち(日本国民)をしばるものではない。
 君たちが自由になれるよう、国の活動をしばっているんだ。
●「人権」は人が生きる権利のこと。でも、ただ、生きるだけではなく、
 人間らしい生活をするための権利。
●「自由」があって、「平等」であること。そして、「幸せを追求できる」こと。
●僕がいう「平等」は結果の平等ではなく、「機会の平等」である。
 チャンスは公平にあげる。努力した「結果」に差が出る。
 それは「不平等」ではない。僕が保障している平等はすべておなじ扱い
 しか許されない「絶対的平等」ではない。
●「法の下の平等」の「法の下」とは、法を平等に適用するだけでなく、
 法の内容も平等でなきゃいけない。

第4章:3つの自由ってなんだろう?
●人間らしい生活をするための3つの「自由」
 ①「精神活動の自由」→君が自由に考え、表現し、発表できること。
 ②「経済活動の自由」→自由に職業を選び、仕事場所を決め、財産を築く。
 ③「身体の自由」:犯罪を犯した疑いがない限りむやみに逮捕されない。
●昔は国と違う考えをもっただけで、信じただけで、発表しただけで処罰された。
●僕はこの国で1番えらいルール。僕が1番えらいのには理由がある。
 それは「個人の尊厳」を尊重して、人間らしい生活をするための
 自由や人権を保障しているからだ。

第5章:自由があれば、それだけでいいの?
●国から干渉を受けない権利が「自由権」
●国に請求する権利が「社会権」

第6章:三大原則って、なんだろう?
●①人権尊重②国民主権③平和主義

第7章:国民にも義務があるの?
●①勤労の義務→働ける人はきちんと働かなきゃいけない。
  ②教育の義務→親は子供を学校に行かせて教育を受けさせなきゃいけない。
  ③納税の義務→稼いだお金などの一部は税金としておさめなきゃいけない。
第8章:国民主権って、なんだろう?
●租税法律主義→国が好き放題に税金をとることは禁止されている。
●法律を作るのは国会、国会はメンバーは国会議員。
 国会議員は選挙で選ばれる。国民が選んだ代表だ。代表者が税金を決める。
●選挙のルール
 ①普通選挙→財産や性別で区別しない。
 ②平等選挙→1人1票を平等にもつ。
 ③秘密選挙→選挙の内容の秘密は侵されない。
 ④直接選挙→国民が直接選挙できる。
 ⑤自由選挙→投票するかどうかは自由。

第9章:統治機構って。なんだろう?
●統治機構とは、「国会」「内閣」「司法」

第10章:改正はどうやってするの?
●憲法改正の手続き
 ①国会で各議院の総議員の2/3以上の賛成。
 ②国民投票で過半数の賛成。
 この2つがクリアすれば改正できる。
●韓国は憲法制定から9回、フランスは24回、アメリカは18回の改正が
 あったが、日本は1度も改正されたことがない。
●僕は誰が作ったの?
 僕の出生のいきさつは良く分からないが手がかりがある。
 僕の「上諭(じょうゆ)」にこう書かれている。(上諭とは前文より前にある部分)
 国民の総意に基づいて大日本帝国憲法の改正として僕が生まれた。
 つまり僕は、あくまで日本国民が父さん(大日本帝国憲法)を改正して
 つくったものなんだ。カタチとしてはこれが正しい。
●僕を改正する話はよく出てくる。まずは深く深く今あるものを知るんだ。
 
第11章:けんぽうを深くしることの意味って、なんだろう?
抜粋箇所なしです。


走る人感想走る人

ちょっとイメージしてたより低年齢層向けの本だったんですが、
憲法って何?と聞かれてもどう答えたらいいのか分からない。
そんな方には小難しい本を読むよりこちらの方が良いと思います。
この著者の本はレビューは高めで他の本も読んでみたいと思いました。

今回は社会科のノートみたいなまとめになり、この本の良さの
分かりやすい例えが伝えきれていません。(退屈やったと思います)

1時間あれば読めますので、「憲法ってそもそもなんぞや?」

という方はぜひ、読んでみて下さい!


最後までお読み下さり、ありがとうございますm(__)m

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