【読書163】:会社は家族、社長は親 | 読書で人生武者修行(改)

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会社は家族、社長は親/坂本 光司

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満月満月満月満月半月(4.5点/5点中)

自転車この本を読むきっかけ自転車
僕自身3冊目の献本の「社員みんながやさしくなった」の流れで
4冊目の献本となりました。
「社員みんながやさしくなった」
紹介記事前編→
こちら
      後編→こちら

ロケット付箋箇所の抜粋ロケット

第一章:「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の会社のすごさ
●企業経営とは、社員とその家族の永遠の幸せを実現するためのものである。
●仕入れ先や外注企業も「社外社員」と呼び、自社社員と変わらない対応をすべき。
●正しい組織とは、喜びも悲しみも苦しみも家族と共に分かち合える組織である。
●徳のない会社とは付き合うな。徳=利他の心があること。
●社員の真摯な訴えには、社長が責任をもってそれを実現する。
●個性は大事です。でも、個性を自分の持っているミッションと、はき違えているもいる。
 例えばボートに乗った時、あるゴールを目指し、全員で同じ方向を向いて漕げばいいのですが、
 逆に漕ぐ人がいて、それが能力の高い人であればあるほど困ったことになる。

第二章:障がい者は会社の戦力にできる
●「匠カフェ」;障がい者こようのためにつくったカフェ。社員は85%が障がい者で、
 約8割が女性の知的障がい者である。
●障がい者の雇用に尽力している会社は業績が高い。
●メンタル不全は完治しにくい。それを前提に、いかに病気と付き合いながら働くかを
 考えることが重要、戦力にならないからすぐ切るのではなく、どう活かすか会社側が
 考えていくべきである。

第三章:高齢者女性の活用が起業戦略のカギを握る
●自分が使う立場になって、横断歩道にせよ、杖にせよ、補聴器にせよ、
 いかに使いにくいか気づくのです。
●全ての人間はやがて高齢者になります。お年寄りをバカにすることは、自分の未来を
 バカにすることです。目の前のお年寄りに冷たい仕打ちを「している会社は信用できない。
●多くの会社は55歳で役職定年、60歳で定年になります。どんなにスキルを持っていても
 年齢で区切られてしまう。もったいない話です。
●シニアになっても雇用されるには30代が勝負。その時に自己啓発などで
 自分を磨き、活かしていく習慣のない人間が45歳を過ぎてできるかというと厳しい。
 いかに30代でチャンスを活かすか、聴く耳を持つかが大事。
●「企業とお客様」では上下関係になるので、「企業とファン」の関係がいい。
 ファンになってもらうには、「この会社に感動した」という体験が必要である。

第四章:「社員は家族」というマネジメント
●リストラはされた人は傷つき、されなかった人も「いつかは自分も」といy不安を
 抱く。リストラによって一時的に黒字化しても将来的にその会社の成長は難しい。
●企業経営とは、会社に関わりのあるすべての人々の永遠の幸せを実現すること。
●いい経営者は軸足を人の幸せ、なかでも社員とその家族に置いている。
●存在する意味のない人間はいません。人が人の強みを見ようとしないだけです。
 見えるまでコミュニケーションを交わそうとしていない。
●非常にいい業績を上げている会社は、年功序列のところがはるかに多い。
●本質的な部分で一人ひとりへの想いや愛情こそが大事であることに
 経営者は気づいて欲しいのです。
●経営者の三大使命
 ①全社員に目標を持たす。
 ②正しい目標に向かって全社員がそちらに向かい、自分の意志で行動する環境整備。
 ③後継者を発掘し、育てること。
●売り上げとは社会に受け入れてもらった容量。
 利益とは、社会に喜んでもらった容量。
●大事なのは、利益を上げるための手段ではなく、困っているお客様をいかに
 助けるかという気持ちを社員全員が持つこと。
●多くの会社がもっと「世のため人のため」ということを重視してほしい。
 それが社員のやる気を喚起させ、定着させることにもなるのです。


走る人感想走る人
この本は、「日本でいちばんたいせつにしたい会社」の著者、坂本光司氏と
障がい者雇用に力を入れているアイエスエフネットの代表、渡邉幸義氏が
テーマごとに自分の意見や見識を交互に述べる内容になっている。
利益はもちろん出さないと会社は存続しないわけだが、近年見られる
「利益至上主義」どんなことをしてでも利益を上げるという会社の姿勢、
立場の弱い人をはねのける組織風土などに一石を投じ、社員を家族のように
大事にし、そして会社も存続させることの重要性を一貫して説いている。
経営者がどういう心がけで、どういう使命で会社を経営しているのか?
言葉だけじゃなく、その使命は本気なのか?
この本で出てくる会社は少なくても本気で社員を愛しているように思った。
障がい者、高齢者、女性、ニートなど社会的に不利な側面を持っている人材を
もっとうまく活用することが日本の活性化にもつながるのかと思わされた。
少々、分厚いですが、一読する価値は十分あります。

最後までお読み下さり、ありがとうございます<m(__)m>

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