【読書119】:阪神タイガース | 読書で人生武者修行(改)

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本日紹介する本はこちら下


阪神タイガース (新潮新書)/吉田 義男
満月満月満月新月新月(3点/5点中)

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吉田義男と言えば、僕は1985年の阪神優勝監督という

イメージと近年のABCでの迷解説者ぶりが印象にある。

この本は、僕の大好きだった掛布のことが書いてあるが

見なければよかったかなとも思う。

(事実かどうかはわからないが・・・)


では、内容を抜粋しますロケット


第1章「ミスタータイガース」の用具係

●高校時代に両親が相次いで亡くなり、生活に困窮するが、

 兄が学校を辞め、「お前は野球をがんばれ」と続けさせてくれた。

●高卒時、阪急より誘いがあったが、断り立命館大学へ。

●イレギュラーを捕ってこそプロ。

●小柄な体を不利とは考えず最大限に生かそうと

 スピードあるプレーを目指した。

●捕球と送球という二つの動作を可能な限り瞬時に行うのがテーマだった。

●他チームのうまい人のプレーを観察して、貪欲に吸収した。

●藤村からのアドバイス「重いマスコットバットで素振りしろ。

 そして、常にヘッドを立てて、手首よりもヘッドが先に出る感覚を掴め」


第2章:甲子園の牛若丸

●プロ入り1、2年目はウサギ跳びや階段の上り下りをひたすら繰り返す。

●藤村排訴問題はマスコミが仕立てあげた。

 これがタイガースのお家騒動の始まり。

●牛若丸のニックネームはNHK中継で解説者が発した言葉から。

●吉田・三宅・鎌田の黄金の内野陣。

●村山との不仲説は投手と野手のそれぞれの主張をしたことが

 尾ひれをつけてマスコミが大きく煽った結果。


第3章:ミラクルでつかんだ二つの優勝

●小山正明は内臓が弱く、スタミナに難があり、とにかく走り込み

 スタミナと下半身を鍛えた。

●T-G戦最大の乱闘でバッキーの選手生命は終わった。


第4章:36年目の日本一

●阪神を村山との確執で引退後、選手として・コーチとして

 複数球団からの打診を断り、メジャーリーグを徹底的に研究した。

●阪神という球団は変わっている。18代の監督の要請は

 オーナーでもなく、社長でもなく、マスコミのある人物だった。

●マスコミにもフロントにも派閥があり、反対勢力は常に失脚を待ち構えている。

●監督になった昭和50年は「阪神部屋」と揶揄された。

 江夏・田淵・遠井・藤田平と太っていた選手が多かったから。

●新「ミスタータイガース」掛布登場。

 とにかく体力もあり、バットも誰よりも多く振っていた。

 その練習量、気迫において、彼を上回った選手はいない。

●3年目に終盤9連敗し、「吉田更迭論」がマスコミを賑わすと

 あっさり辞めさせられた。

●バースからのアドバイス「優勝するときに大切なのは、

 ます監督がパニックにならないことだ」

●’85年優勝の2年後には地獄へ落ちることになる。


第5章:新しい「阪神タイガース」を目指して

●’86年シーズンが始まると中西の調子は上がらず、ゲイルは

 エース気取りで細かいクレームをつけてくる。掛布のケガ。

 バースは3冠王をとるも雑誌のインタビューで「吉田のバント野球は

 ワンパターン」と采配を批判する。

●掛布への危惧

 ’87年の3年目状況は悪化。

 オープン戦の後半に掛布は酒気帯びで捕まり、

 警官に「俺は阪神の掛布だぞ」とすごんだことが報道される。

 この大失態にあきれた久万オーナーが記者に掛布トレードの

 可能性を問われ、「掛布は欠陥商品、トレードなんて

 相手球団に失礼」と発言し、掛布のプライドはズタズタに。

 第1期の監督時、真摯に取り組んでいた彼が

 ’85年就任時の時から変わっていた。

 チームリーダーとしての自覚も物足りない。

 バースも掛布への不満を口にしていた。

 4番打者は、ただ打てばいいというのではない。

 精神的にもチームの支柱であることが求められる。

 チームメイトは掛布に精神的支柱とは感じてなかった。

 ’85年のシーズン終了後に掛布がダメになると危惧して

 「故障を防ぐためにもたっぷりランニングをして下半身を鍛えろ」と

 アドバイスしたが、聞き入れてなかった。

 その後復活することなく、引退・・・

●フランスへ

 野球の天国も地獄も味わいホッとして、妻とヨーロッパ旅行を

 楽しんだついでにフランスのクラブチームの練習を見せてもらい、

 フランス野球に一肌脱いでほしいと頼まれる。

●フランスで7年間の指導後にまさかの監督要請。

 新庄・今岡・檜山を育てるが結果が伴わず2年で力尽く。



以上です。掛布のことにかなりスペースを使いました。

スター選手は「天狗」になると堕落するのか・・・

掛布は解説時に「4番で勝つ」「4番で負ける」という

表現をする。選手時代の後半がこんな悲しいことに

なっていたのなら、阪神の監督の声もかからないのが

納得できる。でも、1回みてみたい・・・「掛布監督」を。


阪神の好きな選手を語る企画がいつもお世話に

なっているブログで開催される時に掛布の名前が

浮かんだが、過去にこの本を読んでいたので、

躊躇したまま今に至る。

好きな選手は他にもいるのだが・・・


藤村時代から暗黒の90年代までの

タイガースのことや往年の選手のことが

書かれているので、

阪神ファンはぜひ、ご一読を!


最後までお読み下さり、ありがとうございました虎



【予告】

明日は

いつもの

今日の言葉です。

お楽しみに!!!


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